好きになっちゃいけない人。2

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私はモヤモヤしながら教室へ入る。




すると。




裕「っおい！A！｣




『、、、っな、なに？』




裕太が物凄い形相で私の所へ。




裕「大変や！Aと白濱さんが一緒に住んどるってバレてんで！｣



『っ、、、なんで、、、？！』



裕「俺が学校に来た時には既に広まっとった、、、。｣




『なんでよ、、、。』



裕「なんかAが白濱さんの家に入るところと、朝一緒に家を出るところの写真が掲示板に貼られとって。｣



『、、、っ嘘、、、。』




裕「白濱ファンは前回といい流石に本当のことだろうって騒いどって。｣



『、、、っ！』




裕「もう掲示板の写真は剥がされとったけど写真とってた奴もおったし、、。



もうみんな知っとると思う、、。｣




なんで？なんでよ。


誰がこんなことを。



その日の授業はその事で頭がいっぱいで勉強が頭に入らなかった。







昼休み。



舞香ちゃんに呼ばれていた私は屋上へ。




屋上に行くとまだ舞香ちゃんは来ていなくてしばらく待つ。



するとガチャッとドアが開いて舞香ちゃんが来た。




舞香ちゃんは少しだけ薄み笑いをして私の目の前に来る。



違った意味のドキドキが私を襲う。




『あ、、、の。話って。』




舞「単刀直入に言わせてもらうと、亜嵐のこと諦めて。｣




『っえ？』



まさかここで亜嵐くんの話が出てくるとは。



、、、まぁ少し勘づいていたのだが。



舞「Aちゃん勘違いしてるのかもしれないけど亜嵐は別にあんたのことなんてどうも思ってないの。



それはあんたが1番よく分かってるでしょ？｣



『、、、。』



舞「亜嵐だってあんたに好意持たれて迷惑だと思ってるし。｣




迷惑。



分かってる。そんなの自分が1番。



でも亜嵐くんを好きになってしまったのだからどうしようもない。



もちろん亜嵐くんと付き合いたいってそんなおこがましいことを考えている訳では無い。



そんな気持ちを向けられたって亜嵐くんにとって迷惑でしかない。



そんなの分かってる。




『わ、、、かってます。それは分かってるし、絶対亜嵐くんの迷惑になるようなことはしないです。｣



舞「、、、。｣



『っそれに、亜嵐くんは私のことなんてなんとも思っていないから舞香ちゃんが心配することなんて─…｣

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