さしす組に囲われています。

夏のシーサイドライン！ ページ21

悟「あ゛〜！つかれた〜！」


傑「まだ来たばかりだよ。」


着いてそうそう足を広げて寝転がる悟に返答する。


悟「女子の着替えが遅いってホントなんだな」


傑「そういうものだよ。それとも、硝子からまたなんかされてるんじゃないの。」


悟「うえ、想像できすぎて吐きそ」


…


待ち時間さえも気分が良かった。
私は昨日一足先にAの水着姿を見た。


悟「何ニヤニヤしてんだよキモ」


傑「ひどいな」


悟「昨日なんかしたのか？」


傑「ちょっとね、イイコト」


悟「何だよそれ、」


そう言って睨み合っていると、
悟は突然フイっと顔を逸らした。


悟「別にいーよ」


何か言いたげだったが何も言わなかった。


傑「あやしい」


悟「っ！なんだよ」


一線でも超えたのか？あの悟が？


傑「嘘だろ…」


悟「お前のその自己完結癖やめろよ！」


傑「付き合う前にすると恋が叶わなくなるよ？」


悟「っべ、べつにっ！」



的を得てるって顔してるじゃないか。

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