さしす組に囲われています。

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悟「よっ」


硝子「おはよ…」


8時半を回る頃にはみんなぞろぞろ集まってくる。
今日の予定を確認しようと手帳を開くと、殴り書きで『硝子の日』と書かれていた。はい。


傑「じゃあ私は今日任務だから行ってくる」


悟「俺もなんだわ、じゃあな」


「あれ？そうなんだ？ガンバレ！」


悟「おうっ！」


教室を出ていく夏油と五条に手を振ると、
私の席の前に硝子が椅子を持ってきて座った。


硝子「やっとクズ共がいない」


そう言って机にだらける硝子を笑って頭を撫でた。


硝子は顔が小さくて、全体的にフォルムが丸い、
The 女の子って感じがして可愛い。


硝子「…何笑ってんの」


「なんでも？」


そう言うと、
硝子は私の人差し指を持ってガリと噛み付いた。


「ちょっと、痛いよ」


硝子「愛情表現」


「不器用すぎない？カワイーけどさ。」


硝子がこんなことをするのは決まって寂しい時だから、私は黙ってされるがままだ。


「五条が童貞って知ってた？」


硝子「なにそれ、ウケる」


「ウケるよね」


昨日卒業したことは伏せておこう。
五条の命が危ない。


「…今日、どこいく？」


硝子「一日付き合って、」


「わかった」


硝子は満足気に私の首に腕を回すと、
空気をいっぱい吸いこんで、私の頬にキスをした。


「え、え、な、なにそれ…可愛い…」


硝子「可愛いのはアンタだよ」


「へっ…へ…姐さん……」

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