2年の先輩達ガラ悪すぎだろ【五条悟】

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ちょっと待って


…嘘でしょ


「ｳ"" ｩｩｩｳｳｳｱｱｱｱｱｧｧｧｱｱｱｱ"」


思わず距離をとったその「小さな女の子」だったものは禍禍しい表情で私を見つめる。


「え、あ、待って待って」


いやしんどすぎる！嘘でしょ！
完全に油断してたけどコレが特級呪霊！？


バコバコ攻撃が飛んでくる。
でも私はそれを避けるばっかりで全く攻撃出来ない。


「無理無理無理無理！！」


清宮家、秘伝呪術……『逃げる！』


私は逃げた。それはもう死に物狂いで逃げた。
一旦は距離をとって物陰に隠れたはいいものの、未だに頭の中がぐちゃぐちゃだ。


あんな綺麗に人に化ける呪霊は初めて見た。
あれが特級、そういう雰囲気だった。


でもさ、
あんな小さな女の子に化けることないじゃん…


見た目に惑わされて踏ん切りが付けられない私の弱さが仇となって意志が揺らぐ。


あと刺された傷が死ぬほど痛い。


私ここで死ぬんかな。


どれくらい経ったのか分からない。
半日いたような気もするし、そこまでじゃない気もする。


「ｱ"ｱｱｧｧｧｧｿﾞｫｫｫﾎﾞｫｧｵｫｵｵ"」


「ひいぃぃ！！ごめんなさいごめんなさい！」


見つかった。マジやばい、どうしよう。

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