検索窓
今日:2 hit、昨日:13 hit、合計:295,336 hit

ページ12

おびただしい呻き声が聞こえたかと思うと、後ろには大きく肥大化した呪霊がこちらを見ていた。


「ッ!?」


「た…たすけて………」


腕には民間人が人質にとられている。
しかも呪力の気配から察するに、階級も高そう。


「あーもう、なんっでこんな時に…」


やれやれと鞄を落として、呪霊にジリジリと近づくと突然、腹部に激痛が走った。


「あ……??」


痛い、みぞおちに完全に入った。立てない。
どうしよう、と頭が真っ白になる。


前を向くと、呪霊の腕に抱えられた人と目が合った。
助けを乞う目、涙を流して今も恐怖と戦っているんだから、私が助けなきゃ誰が助けるの。


「クソ…」


私は足に精一杯の力を込めて立ち上がった。
そして全力で駆けだした。こちらに伸びる腕をすり抜けて思いっきり精一杯の打撃をお見舞いしてやった。


『ゥゥゥウウウゥゥゥ”ウ”ウ”』


ボロボロと体が崩れてる。
それを見てほっと方を撫で下ろした。


捕まっていた人は幸い怪我もなく、まあ念の為に行けたら病院に行ってくださいということだけ伝えた。


「どうも、ありがとうございました…!」


「はい」


その人と別れた後、私は地面に座り込んだ。
強打をくらったお腹が痛い。


「うぅ…」


やばいよコレ、どうやって帰ろう。こんな治安最悪なところで夜を越すの?無事では帰れないな。


硝子「大丈夫?」


「え?」


硝子「2人とも〜、Aいたよ〜」


傑「本当かい?あ、おーい!悟!」


「…あぁ、えっと誰だっけ」


硝子「名前覚えろよ、しょーこだよ」


「あ、硝子…」


硝子は優しく笑ってた。


その後別のところを探してくれていたのか、傑と悟も集まってきて私たちは再び合流した。

・→←・


ラッキーアイテム

デニムタイトスカート


目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (261 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
666人がお気に入り
設定タグ:呪術廻戦 , さしす組 , 夏油傑
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ちぃ - 続編欲しい………… (2021年7月20日 16時) (レス) id: a32ddc8099 (このIDを非表示/違反報告)
アンテ民のス蛸 - ヒューヒュー(棒) (2021年3月9日 6時) (レス) id: 175edfd33c (このIDを非表示/違反報告)
キューピーマヨネーズ(プロフ) - kazukitoge1706さん» はじめまして!すっごく嬉しいお言葉ありがとうございます〜!頑張ります!これからもよろしくお願いいたします(^-^) (2021年2月13日 15時) (レス) id: f8d4830baa (このIDを非表示/違反報告)
kazukitoge1706(プロフ) - この小説が好きになりました! 皆可愛過ぎです(〃'▽'〃)最新頑張ってください!! (2021年2月13日 14時) (レス) id: e10d9dfeb2 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:キューピーマヨネーズ | 作成日時:2021年1月30日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。