夏の夜は君と 2

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「ん！」

「ありがと」


買い物を終えて、休憩がてらスーパーの近くのベンチに座った。

優太は自動販売機で買ったコーラをあたしに渡した。



「なんで１本しか買ってないの」

「どうせAそんな飲まねえじゃん」

「ケチ」

「ケチじゃなくてエコな！」



そう言って優太はあたしからコーラを奪う。



「っし行くかーサボってるって怒られたくねーしなー」

「今座ったばっかなのに」

「Aは怒られねーかもしんねーけど俺は確実に怒られるんだよ！鬼に！」

「美咲さん？」

「そー！あの人すげえ綺麗だけど怖すぎんだよ」



やっぱ優太も綺麗とは思うんだ。

旦那さんですら一目惚れしたくらいだもんな〜



「好みの顔ってわけじゃねーけど！」

「どんな顔が好きなの？可愛い系？」

「んーまぁ美咲さんか夏海かっていったら夏海だな！！」



おー良かったじゃん夏海！
これは帰ったら報告しなくては。



「優太の分際で女選べないからね」

「まー確かに。俺にはAくらいがちょうどいいか！」

「それ本当に傷付くからやめて」

「俺も傷付くわ！！」



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