【鬼滅の刃】【煉獄杏寿郎】相手にされないので逆に冷たくしてみようと思う

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しのぶちゃんはなにか考えるように顎に手をやった



胡「Aさん、こうなれば最後の手段です」



『何かあるのしのぶ様』



きっとしのぶちゃんが言うなら間違いないのだろう

私は身を乗り出して耳を傾ける



胡「Aさんは押すばかりだからダメなんですよ」



『つまり...？』



胡「"押してダメなら引いてみろ"」



なんかどっかで聞いたことある言葉だな



胡「逆に冷たくしてみてはどうでしょう」



『は！？嫌でもそんなことしたら逆に嫌われちゃう！！無理！！もっと相手にされなくなっちゃう！！無理！！』



今積極的に話しかけてるから会話？になってるけどさ

話しかけなかったらほんとに会話ができない！

それに煉獄さんに冷たくするなんて無理！！

見つけただけで心躍るってのに抑えろってことでしょ！？



胡「そこを我慢するんですよ...今まで押しに押しまくってたAさんが急に冷たくなると今まであったものが無くなって不安になるそうですよ」



『あの煉獄さんが...？』



頭の中でそういう煉獄さんを想像する

煉獄さんに限ってそれは無いと思うけどなぁ



胡「まぁ実践あるのみですから！試してみてはいかがでしょう！」



しのぶちゃんはさっきまでとは違い笑顔でそう言った

楽しんでるな、この子...

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