【鬼滅の刃】【煉獄杏寿郎】相手にされないので逆に冷たくしてみようと思う

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色と欲に塗れた街から手を引かれ走り続ける

逃げたってどうにもならないのに

母さんはばかだなぁ



「貴方だけでも幸せになって」



涙を流しながら私の頬を撫でた母

自分はいいの？私なんか庇ってどうするの？

途中、追われながらも逃げ切った先で母はまた、私を庇って化け物に殺された、食われた



『ほら、母さん...自分の身は自分で守らないと』



別に怖くはなかった

姿形は違えどこんなふうに私達を痛めつけ苦しめた人間たちの方がよっぽど怖いもん

食われる、私も



「おい、泣けよ」



鬼は私を掴みそう言った

無理だよ、泣けないもん

瞬きする一瞬の出来事

肉を切り裂く音と共に私は背中から地面に落ちた



「大丈夫か！」



メラメラと燃える炎のような人

忘れられなかった

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