酔った翌日目が覚めたら元彼がガン見してきてた。【五条悟】

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肌寒さを感じ、眠りから覚める




カーテンの隙間から漏れる眩しい光から逃げるように背を向ける




身体に重みを感じ目を開けると、雪のような白




重みは彼の腕だと理解する









五「.....ん」









一瞬混乱するが、今日はしっかり覚えてる




この感じ、懐かしささえある




伏せられた悟の瞼がゆっくり上がる




その瞳に私を映す、ひき込まれそう









五「.....A...」




『ん』









五「Aが.....いる...」









まさか今度はこいつが覚えてないとかじゃないよなと少し焦る




そうだとしたらめちゃくちゃまずいだろ









『さ、とる』




五「ちゃんといる.....ふふ、Aがいる」









柔らかく微笑み私を寝起きの優しい力で抱きしめた





どうしたの問うてもふふふと笑ってばっかり





幸せそうだね









五「どうしよ.....A...めちゃくちゃ嬉しい...」




『なにが？』




五「今Aがいる事」




『普通の事だったでしょ...』









何を言い出すかと思えばそんなことかと私はため息を付く




まるで子供のよう




本当に幸せそうに私を見つめる









五「もう離れないでね」









その言葉はまるで呪いのよう

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