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Aちゃんがせっかく開けてくれたしって思って、Aと一緒に中に入る。
いつもは裏口から入んねんけど。
すると、｢神ちゃんおはよー｣なんて。
聞こえてきたのは元気な声。
智洋｢なんで制服着とんねん｣
ダイキ「俺ここで働くことにしてん！」
｢淳太にはもう許可もらってる｣って嬉しそうに話すダイキ。
智洋｢はぁ？｣
ダイキ「ええやんええやん、やることないし暇やし」
｢望みたいに学校もないし！｣とさらに嬉しそうに言い放った。
そういやのんちゃんも……
なんて思ったけど考えるのはやめた。
もう俺らに勝ち目はないんやから。
そんなことを思っていると、くいくいっと服が揺れた。
顔を向けると不安そうなAの姿。
智洋｢ん？どした？｣
｢えっ、と……｣
目をキョロキョロさせながら口元をもごもごさせているA。
あぁ。
智洋｢人見知り、か｣
そう言うときゅっと俺に抱きついたA。
なんやこの可愛い生き物は。
そう思ってると、ダイキがしゃがんで、Aに問いかけた。
ダイキ「おじょーちゃん、名前は？」
｢……A｣
ダイキ「おぉ、Aって言うんか！俺の彼女と一緒やなぁ！」
智洋｢っ、｣
にこにこと笑ってそう言うダイキ。
やめてくれ。
俺はまだそれを笑うことできひんねんって……
｢じゃあAはともくんのかのじょ！｣
智洋｢んー？｣
ダイキ「A彼女の意味わかっとる？？」
｢しらない！｣
｢そうやろなぁ！｣と笑うダイキ。
智洋｢お前もちょっと前まで知らんかったくせになに言うとんねん｣
ダイキ「あいでっ」
ぺしっとダイキをはたく。
ついこの間までちっこい犬で
子どもやったくせに……
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ぴぃたん(プロフ) - Yuna.yさん» ありがとうございます！そう言って頂けて嬉しいです(^ ^) (2019年8月10日 7時) (
レス) id: 4075c4da09 (このIDを非表示/違反報告)
Yuna.y(プロフ) - このお話、めちゃくちゃ好きです！前回の「雨と傘、そして犬。」から、陰ながらずっと見てます！更新頑張ってください♪ (2019年6月23日 14時) (レス) id: 582d7d7549 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴぃたん
| 作成日時：2019年6月14日 22時
