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俺の仕事場のカフェ、Secret。
その中に見えた彼女の姿。
いつも通り話せるだろうか。
そう考えるだけで足が動かなくなる。
ったく、どんだけ女々しいねん俺は。
中を見たままじっと動かない俺を不思議そうに眺めるA。
「ここ?」と聞いた声に頷くと、とことこと歩いて扉に手をかけた。
「あれ、開かない」
智洋「ちょ、そっちちゃう」
ガタガタとドアを引くA。
カタカタと揺れる【CLOSE】の文字。
開くわけないやん、まだ開店前やねんから。
するとその音に気づいたAちゃんが鍵を開けてひょこっと顔を覗かせた。
A「ごめんね?まだ開店前なの」
「ともくん、おしごと」
A「ん?」
智洋「おはよ」
不思議そうに顔を傾けたAちゃんに挨拶をすると、いつもの笑顔で、「神山先輩!おはようございます!」って言うから。
ほらまた。
こうやってぎゅって胸が締めつけられんねん。
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ぴぃたん(プロフ) - Yuna.yさん» ありがとうございます!そう言って頂けて嬉しいです(^ ^) (2019年8月10日 7時) (レス) id: 4075c4da09 (このIDを非表示/違反報告)
Yuna.y(プロフ) - このお話、めちゃくちゃ好きです!前回の「雨と傘、そして犬。」から、陰ながらずっと見てます!更新頑張ってください♪ (2019年6月23日 14時) (レス) id: 582d7d7549 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぴぃたん | 作成日時:2019年6月14日 22時