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その後、授業が始まると言って別れた私たち。

教室は同じ階にあるんだから、一緒に戻ろうと言ったものの、神山くんは 「そんなことしたらAが変な目で見られるからやめとき」 と言って少し悲しそうに笑った。




「変な目で見られる...か」




そんなことないと思うねんけどなぁ...

神山くん、どっこも怖ないし。




教室に入って自分の席に座る。

ふと、廊下を見るとスーッと教室を横切った神山くん。

その目つきは鋭くて、さっきとはまるで別人みたい。




大毅「ひぇー、怖いなぁ、あの目」




前の席に座るシゲが、私の方を振り返ってそう言った。




「そんなことないと思うけど」

大毅「なんでぇ、今にも人殺しそうな目しとるやん」

「だからそんなことないんだってば!!」




反射的に大声を出すと、一瞬、教室がシーンと静かになった。

目の前にいるシゲを見ると、驚いて目をまんまるにしている。




「あ...ごめんっ」

大毅「いや、別に...」




なんでこんなにムキになってるんやろ。

シゲはいつも言ってるようなことを口にしただけ。




でも...

シゲは本当の神山くんを知らんからそんなこと言えるんや。




そう思うと涙が溢れそうになる。

必死に涙を堪えていると、シゲが「A?」 と心配そうに名前を呼んできた。




「大丈夫やからっ」

大毅「...そっか」




そう言ってシゲは静かに前を向いた。




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みなみ(プロフ) - 面白かったです。 (2018年4月12日 22時) (レス) id: 147e50fb2b (このIDを非表示/違反報告)
aoringo(プロフ) - 完結おめでとうございます!とっても面白かったです♪これからも応援しています! (2018年4月11日 23時) (レス) id: 2fc81bdf76 (このIDを非表示/違反報告)
みなみ(プロフ) - 続き、楽しみにしています。 (2018年3月24日 19時) (レス) id: 0d77c7db4d (このIDを非表示/違反報告)
みなみ(プロフ) - 続き、楽しみにしています。 (2018年3月20日 20時) (レス) id: c8a682c983 (このIDを非表示/違反報告)
MAIKA(プロフ) - この小説とっても面白いです!神山くんほんと最高ですよ!頑張って下さいね!応援してます! (2018年3月14日 16時) (レス) id: dcb8dac435 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぴぃたん | 作成日時:2018年3月13日 21時

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