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ある日、廊下を歩いていると、「ねぇねぇ、神山くんってかっこよくない?」 という話し声が聞こえた。
『わかるー、雰囲気はちょっと怖いけどイケメンよな』
『それ!なんかさ、たまに笑うとこ見るねんけどめっちゃかっこいい!』
などと盛り上がってるご様子。
よく見ると、この前教室の前の廊下で神山くんのことを避けた人達やった。
「なんなん、今さら...」
前は、怖いだの、奇抜すぎだの、赤髪とかダサいだの、目付き悪いだの言ってたやつが何言うとん。
ぎゅっと唇を結び、早足で歩く。
声が聞こえなくなるところまで必死に歩いた。
すると、誰かとぶつかった。
下を向いて歩いていたから人に気づかなかった。
「あ、ごめんなさい」
そう言って顔を上げると、そこにはいたのは長身の男の子。
「あ、流星...くん」
流星「あれ、俺のこと知ってるん?」
「シゲから、聞いた」
そう言うと、「なるほど」 と言った流星くん。
流星「俺も、Aちゃんのこと知ってんで」
「え、なんで?シゲ?」
私が聞くと、流星くんは、「んーん、神ちゃん」 と言って笑った。
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みなみ(プロフ) - 面白かったです。 (2018年4月12日 22時) (レス) id: 147e50fb2b (このIDを非表示/違反報告)
aoringo(プロフ) - 完結おめでとうございます!とっても面白かったです♪これからも応援しています! (2018年4月11日 23時) (レス) id: 2fc81bdf76 (このIDを非表示/違反報告)
みなみ(プロフ) - 続き、楽しみにしています。 (2018年3月24日 19時) (レス) id: 0d77c7db4d (このIDを非表示/違反報告)
みなみ(プロフ) - 続き、楽しみにしています。 (2018年3月20日 20時) (レス) id: c8a682c983 (このIDを非表示/違反報告)
MAIKA(プロフ) - この小説とっても面白いです!神山くんほんと最高ですよ!頑張って下さいね!応援してます! (2018年3月14日 16時) (レス) id: dcb8dac435 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぴぃたん | 作成日時:2018年3月13日 21時