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私達は全速力で炭鉱の中を走りながら、出口を目指していた。

「なんだあのヤバイの!?」

「ぶなああああ!!あんなの居るなんて聞いてねーんだゾ!!はよ逃げろ!」

「めっちゃエグい!でもアイツ石がどうとか言ってなかった!?」

「もしかして……この鉱山が閉山したのは、魔法石を取り尽くしたのが原因じゃなくて、あの怪物が現れたからなんじゃ……!?」

というか、それ以外ないよね!?あんなの急に来るってマ!?炭鉱の人達ご愁傷様ですー!!!!
私だったら多分、現れた瞬間気絶してペロリだね!あ、でも今気絶してない!ペロリもされてない!生きてる!!

「生きてるって素晴らしいね!」

「この状況で何言ってんだお前!」

チラリと後ろを見ると、怪物は変わらず私達に迫ってきている。その距離はじわじわと狭まっているように感じた。

「イジ…イシ、ハ……ワダサヌ………!!!」

「「「「!!」」」」

“イシ”、あの怪物は間違いなくそう言った。こんなにたくさんの宝石があるのに、彼がそれらには目を向けない理由は嫌でも分かる。
私達も、それが目的だから。

「やっぱりここに魔法石はまだあるんだ!」

「むむむむむりむり!いくらオレ様が天才でもあんなのに勝てっこねぇんだゾ!」

「だが魔法石を持ち帰れなければ退学……僕は行く!」

「冗談でしょ!?」

「ダメだよ危ない!下手したら死んじゃうのに……そしたら退学も何もない!」

エースが信じられないと言うような顔をして、私が制止の言葉をかけるもデュースは全く聞き耳を持たず、それどころか怪物の方へと近づいている。

「俺は絶対に退学させられるわけにはいかないんだ!」

そう叫び、デュースは怪物と対峙する。

「カエレ!カエレ!!」





ーーー




MOON LIGHTって美味しいよね



以上。




??????

我侭スリー!→←散々スポット!



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作者名:紅葉 | 作成日時:2022年5月11日 22時

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