医療彼女と病弱彼氏。 (ページ10)

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涼side

カタン
何かが落ちる音がして目が覚める
葵「あ、起こしちゃいましたね。すみません」
葵が物を拾いながら言う
そこで、俺は異変に気づく

服が、さっきと違う。心なしか、体もさっぱりしていて気持ちいい。
葵が吹いてくれたのか・・・って
葵、俺の服脱がせたのか・・・っ

葵「ん？顔、赤いですね？熱でしょうか？」
と言って俺の額に手を乗せる
まぁ、熱はもとからあるけども。これは違う奴だから・・

葵「さっきよりは熱下がったみたいですね。」
すると

ガチャ
扉が開く音がした

？「おー。起きてたのか。」
？「え、嘘、彼が涼君？ヤバいほどかっこいいじゃん」

2人の男女が入ってきた
葵「なんで2人とも来てるんですか・・兄さん、姉さん」

これが葵の兄さんと姉さんか。2人とも美形だな、葵もだが

姉「いいでしょ？別に。今日早番って言わなかったっけ。」
葵「言ってない。」
兄「ま、どーせ病院に戻るけどねー考えただけでﾀﾞﾙっ」

すごい自由な人たちだな
葵「ほら、涼君、困ってます。自己紹介。」
え、いきなり振る！？
姉「そーでしたそーでした。藤堂栞。25歳のお姉さんだよっ♪」
兄「ふざけ過ぎだろ、それ。俺は、藤堂要。葵と、このバカの兄だよ。ちなみに27歳。」

涼「朝日奈涼です。ご迷惑おかけして、すみません。」
要「いいんだよ、そんなかしこまんなくて。義弟よ」
栞「え、嘘。付き合ってんの？きゃー♪病弱義弟なんてぇ～かわいい！もう！」
葵「ち、ちがう！//」

//付き合ってないです。まだ。葵の姉さんと兄さんってなんかすげえ
葵「もう、涼君体調悪いんですから、うるさくしないでっ」

まぁ、すっかり良くなったけどね