愛してるよバイバイ。4 TH (ページ26)

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・(訂正しました) ページ26

…

「僕さ、事実を確かめにきたんだよ。」

お墓の前に膝をつき、

持っていた花を添えながら、

「…ヌナも、

今日、確かめにきたんでしょ？」

そう言ったジョングク。

何を？なんて言わなくても

次にジョングクが私に言うことなんて

決まっていて

分からないはずがない。

「…テヒョニヒョンが生きてるってこと。」

何を言われるかわかっていたはずなのに、

その言葉を聞くと、

ドキンッと、心臓が跳ねた気がした。

テヒョンオッパについて

調べていたと言ったジョングク。

つまり、

『ジョングク…もしかして、』

「あの時は、気が動転しててテヒョニヒョンが死んじゃったって思ってたけど、僕、どうしても信じたくなくてさ、

あの時、

DNA鑑定の結果がちゃんとでなくて、その場にあった物だけでヒョンだって判断されたけど、僕は、ヒョンがヌナを置いては絶対に逝かないって。まだどこかにいる気がするって、そう思ったんだよね。」

「だから、…探し回ってた。」

ジョングクを海外に行かせた理由が、

突然帰ってこさせた理由が、

まさか、テヒョンオッパだったなんて。

ジョングクの

テヒョンオッパや私に向けられる愛は

とてつもなく深い。

『オッパが…生きてる…、』

自分以外の誰かから、その事実を聞くまで

正直、自分でも半信半疑だった。

もしかしたら

ユンギさんと一緒にいたあの日

私は、夢を見てたのかもしれないって、

私の見た光景は、幻想だったのかもしれないって。

でも、今

ジョングクが、生きてると言った。

はっきりと、オッパが生きてるって。

あの時、私がジミンさんの車の中で見た人は

幻でもなく、見間違えでもなく

『本当に…テヒョンオッパが…』

私の大好きなオッパだったなんて。