愛してるよバイバイ。4 TH (ページ25)

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『なんでここだって分かったの？』

本来、カフェから歩いて行くつもりだった目的地は、突然私の前に現れたジョングクの車で行くと、10分も掛からずに着いてしまって…………、

私たちは約束の時間の前だけど、

ジミンさんと約束した場所……

私の両親のお墓の前にいた。

「ヌナの事なら何でも分かるって言ったじゃん？」

さっき、ジョングクが車を出した時に目的地を言おうとしたら「大丈夫分かるから」といわれ本当に分かるのか不意に試したくなって『じゃあ連れてって』とお願いしたけど、

本当に私の行く予定だった場所に連れてくるものだから、到着した時は本気でゾッとした。

『やっぱりジョングクには敵わないな』

『あ。もしかして、超能力者だったりする？』

「超能力者ならいいんだけど、これでも色々努力してるの。笑」

そう言って笑うジョングクは、側から見れば普通のイケメンな社会人男性って感じなのに

「もう、あっちの(海外)仕事辞めて来たから言うけど____……

…

…まぁ、ざっと

そんな感じの仕事をしてたんだ。」

『へぇ……』

ジョングクの仕事の話を聞いたら、やっぱり、一般の会社勤めとか、そういうのでは全くなく…

まぁ、さすが元探偵…普通じゃなかった。

「簡単に言うとプロファイリングとかそういう関係の仕事してて、アメリカで人脈広げて……

同時に調べものをしてもらってたんだ」

『調べもの…？アメリカまで行って、何の？』

ジョングクのやってる事や行動力は、

一般の社会人男性とはかけ離れてて

「それは、僕達の……

大切な人についてだよ。」

ジョングクは、

"誰か、分かるよね？"っと言って、

色素の薄い綺麗な目をきらっと光らせ、

私に向かって優しく微笑んだ。

『それって…』

テヒョンオッパだよね…？