Those who create the future 参～誇り高き未来へ～ (ページ8)

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１１０ﾍﾟｰｼﾞカイロにてその① ページ8

カイロにてDIOの館を探すジョースターエジプトツアー御一行

街中の大工、住民に尋ねてみるものの進展はなし……

「……悪いな……オレがもう少しDIOの元にいたらすぐにでも見つけたはずなのに……」

「あー。んなこと言うなって……スゲー気まずくなるぜ全く……。自分で抗った結果こうなったんだろ？Aを守れたんだろ？ならそれでいいじゃあねぇか。妹を大切にしろよ？」

そういうポルナレフの瞳は少し寂しそうで、だが闘志に満ちていた

「あ…あぁ……Grazie……」

『兄さんは気にしすぎなの。最初から簡単に見つかるなんて思ってないわ。ね？』

「A……」

兄の手をぎゅっと握りしめるA

「アレならジョースターさん、オレとスペランツァで別の所を探しに行ってもいいがどうする？？あ。お嬢は承太郎達と居てくれよ？」

ヒューズからの以外な提案に驚くジョセフだったが、彼、スペランツァはエジプトの地理に詳しい。それにアヴドゥルもいる。合流するのも容易いだろう。

「別に構わんが……Aはいいのか？」

「あぁ。直ぐに合流するからオレ達だけでいい」

『む〜。なんか仲間外れ感が否めないなぁ』

「そ、そういう訳じゃあないんだお嬢！」

『ま。いいよ。2人で済むならすぐに片してね』

Aの返事を聞くと、ヒューズは元気よく「あぁ！」と応えた

☆☆☆☆☆

ヒューズ達とは後で合流する事になった

だだっ広いカイロ

とりあえず聞き込みを続け、DIOの館は現在地より南の方にあるということがわかった

「…………？」

「どうしたんだポルナレフ」

アヴドゥルがキョロキョロしているポルナレフに問いかけている

『……？』

「悪ぃ。なんかさっきから誰かが尾行してるような気がしてよ」

「尾行？」

「いや、気のせいならいいんだけどよ……何せここはDIOの野郎のお膝元ってやつだ。念には念をと思ってな……………あー。ちょくら見てくるぜ。みんなは先に行っててくれ」

ポルナレフは進行方向とは真逆に走っていった

「迷子になっても知らんぞわしは…」

『ちょっとずつ行きます？』

「やれやれ……」

「まあ、少したってから声をかけましょう。念の為に」

「それもそうじゃな……」

☆☆☆☆☆

一方

ヒューズとスペランツァ

「おらぁああ！！」

「………！」

物陰で戦闘中

”うぎゃああ”

もちろん、相手は人間ではない

「やっぱり本拠地って事はよォ。多いよなァ？」

「あぁ」