トウメイニンゲン【ホラー】 (ページ12)

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トウメイ　*10 ページ12

A「あ…ごめんなさい…」

ガタッと勢いよく叩いた机の音に皆が反応する。
私は皆の目線の中心に立っていた。

恥ずかしさともどかしさが入り混じってごちゃごちゃした良く分からないモノが私を苦しめる。

だけど今朝の事もあってか、普通だったら皆「ダサっwww」とか言うハズなのに

今日は皆死んだ魚のような目をしている。
その目には濁りさえしない、綺麗な漆黒に染まった瞳が私をただただ見つめる。

なんだか恐ろしくなって私は冷や汗をかく。

　こんなの、おかしいよ。

皆じゃない。
この人たちは私の知っている皆じゃない。

急に胸が苦しくなる。

先生「…どうした?席に座りなさい」

無表情で言う先生に恐怖を感じた。
…もう、全部怖い。

.

A「…ごめんなさい、先生。
少し気分が悪いので保健室に行って…良いですか？」

私の心のコマンドは、「逃げる」を選んだ。

先生「ああ、良いぞ。
調子が戻ってきたらちゃんと教室に戻ってくるんだぞ」

先生は私なんか見向きもせずにそう言い放った。

すみません、と私は付け足して教室から抜け出した。
それから保健室に走った。

A「こんなの…っ!!なんか…っ…おかしいよ…っ!!!」

恐怖と悔しさでぐちゃぐちゃになった気持ちを抑えてただ、走る。

もう、全て終わってしまえ。

私は全てを投げ出したい気持ちになって保健室のドアを思いっきり開けた。

中には幸い誰も居なかった。

だけど、今はそれさえも怖い。

独りぼっちになって、怖い。
おかしい

こんなの私じゃない。
いつもの私じゃないよ。

なんで、どうして。

こんな訳の分からない気持ちが奥から込み上げてくるの。

きっとこの頬に伝わっている生ぬるい水のような物体は私のモノじゃない。

…全部、わかっているハズなのに。
認められない。

A「た…すけて…よぉ…っ」

こんなの、認めない。
絶対…私じゃないから。

なにかがおかしいの。

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城谷優花です。
何故シリアスいれたかって？

…そういう気分だったのy((←

あ、皆さん。
まきちゃんは学校でめっちゃ美少女なんですよｸﾞﾍﾍ((←

え、私？
やだなぁ、ブスですよ。
いや、割りとガチで。

今日久しぶりにポニーテールからゴムとって普通にストレートで過ごしてました。
(プールでの関係で)