宝箱 ページ43
*
「げほっ…ごほっ…」
「ちょ、大丈夫?」
「ごほ、うん、だ、だいじょうぶ(汗)」
「やっぱり…いつから好きなの?」
「え、いや、だからその…」
そうだって言ってないのに(汗)ミイナってこんなコだったの?
なんか押されちゃう。
「いいじゃん、教えてよ。同じ芸能人同士の恋愛だとなかなか人に話せないでしょ?
実はあたしも、恋愛偏差値そんなに高くないからあんまり役に立たないけど」
「え?そうなの?」
「うん、そうだよ。だってあたし、シウォンオッパが初めてだもん」
え!?な、なに?初めてって!!
「付き合ったの…」
ああ、そっち…(汗)
変なこと想像しちゃ…
「だから当然、あっちだってオッパが初めての相手だし」
ってやっぱりその話(汗)
なにその、爆弾発言!!そんなこと言っちゃっていいの?オッパ!!
「え、っと……何ていえばいいか、わかんないんだけど…
ミイナがそんなに奥手だったなんて…ビックリだよ」
「だからー、あたしがこんな告白してるんだから、ハニもちゃんと答えて?」
もしかして、あたしが話やすいように…?
「ミイナ…」
いい人(泣)
「あのね…最初は、ただの憧れだって思ってたの。
けど…一緒にいる時間が長くなればなるほど、ドンヘヒョンの存在が大きくなって…
気づいたら、かけがえのない人になってた」
「好きって気持ち、隠して一緒にいるの、辛くない?」
「だって…ヒョンにはユリオンニっていう彼女が…」
「でも、結婚してるわけじゃないんでしょ?だったら告白するだけでも…」
「そんなの!出来ないよ…ヒョンはもちろん好きだけど
ユリオンニも好きだもん。二人が幸せならあたしは…」
「ハニ…」
「ありがと、心配してくれて。
ふふ、ミイナ、シウォンオッパと同じこと言ってる」
えー?ホントにー?なんて、照れてはにかむミイナが可愛くて。
本当に幸せそのものって感じでヤキモチすら感じてしまう。
ドンヘオッパとユリオンニが幸せなら……
そんなのは、建前かもしれない。
本当は、告白なんかして拒絶されるのが怖いんだ。
結果はわかってるのに、自分が傷つきたくないから。
告白して気まずくなって、そばにいられなくなるのは今よりもっと辛いから。
それならいっそ、心の隅の宝箱に仕舞って鍵を掛けておく。
大切な気持ち。
いつか、ふと思い出して取り出して、懐かしむことが出来るように。
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さくらこ(プロフ) - まあさん» まあさん、初コメありがとうございます!絶妙だなんて(///△///) 自分ではもう、ない知恵振り絞ってる感じなんですが^^;2章に移行しましたので、引き続きおつきあいくださいね! (2013年10月23日 17時) (レス) id: fbd3e675d8 (このIDを非表示/違反報告)
さくらこ(プロフ) - ごんごんさん» ごんごんさん、コメントありがとうございます!そうなんですよね。ぶつければいいと思うんだけど…なかなか、うまくいくか…って感じです。2章に移行しましたので、引き続きおつきあいくださいね! (2013年10月23日 17時) (レス) id: fbd3e675d8 (このIDを非表示/違反報告)
まあ(プロフ) - 初めてコメントさせていただきます。いつも絶妙な展開で楽しませて頂いてます(*^^*)これからのドンへの展開楽しみです(*^^*)さくらこさんのセンス大好きです!!! (2013年10月23日 0時) (レス) id: 9c0e6bd832 (このIDを非表示/違反報告)
ごんごん(プロフ) - ドンへさん自分の気持ちに気づいたならその気持ちをぶつけちゃって… いつも楽しみにしています^_^ これからの展開がとても気になります>_< (2013年10月23日 0時) (レス) id: 3fe715c8fc (このIDを非表示/違反報告)
さくらこ(プロフ) - ミイさん» ミイちゃん、いつもコメントありがとう〜ドンへ、そろそろ気づかなきゃダメよね^^;ヒチョルも絡んで複雑…です^^; (2013年10月16日 23時) (レス) id: a388da78b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:mi*ku | 作者ホームページ:http://id41.fm-p.jp/390/cherryhae15/
作成日時:2013年10月3日 4時