ピリピリ ページ26
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ヒチョルオッパは、今日も独特のオーラを放って登場した。
ヒチョルオッパにとっても久しぶりの復帰作が、
SJの一員としてではなく、あたしとの共演だなんて…
何だか申し訳ない気持ちでいっぱいだ。
「オッパ…」
「なんだ、ハニ。緊張してんのか?」
「う、うん…」
「バカだな、この俺様と共演出来るんだ。堂々としてりゃいいんだよ」
「オッパ…」
「ヒョン」
ドンヘオッパの、意外にも思えるくらい低い声。
「おお、ドンヘ。いたのか」
さっきからずっといたじゃん(汗)
挑発するようにヒチョルオッパが片方の口角を上げてニヤッと笑った。
「………」
「なんだ?ドンヘ、まさか怒ってるのか?怒るわけないよなあ」
「いや。怒ってないよ。そうじゃなくて…おめでとう。そしてありがとう」
「ん?なんでおめでとう?んで、ありがとう?」
「いや…ヒョンにとっても、復帰作がヒットするのはめでたいことだし
ハニもヒョンのおかげで1位が取れそうだし」
「……別に俺はハニの事でお前にありがとう、なんて言われる筋合いじゃねえけどな」
やだ、なに?なんでこんなピリピリしてるの?
「ちょっとちょっとーやめてよそういうの!
ほら、ドンヘ。俺たち先に収録だから行こう。ヒョン、ハニ。後で見せて貰うな」
ヒョクオッパナイス!ありがとう!!
「う、うん、オッパたちも頑張って!」
まだ何か言いたげなドンヘオッパを引っ張って行くヒョクオッパを
笑顔で見送る。
オッパたちが行って、ホッと胸を撫で下ろした。
「もう!ヒチョルオッパ!確かにオッパには感謝してるけど、あんな言い方ないと思う!」
「あん?なんだよ、あんな言い方って!お前だって望んでたことだろ?
ドンヘとはやりにくいからって」
「だって……!」
そりゃそうだけど…でも…これでドンヘオッパとおかしくなるのは嫌なの…
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さくらこ(プロフ) - まあさん» まあさん、初コメありがとうございます!絶妙だなんて(///△///) 自分ではもう、ない知恵振り絞ってる感じなんですが^^;2章に移行しましたので、引き続きおつきあいくださいね! (2013年10月23日 17時) (レス) id: fbd3e675d8 (このIDを非表示/違反報告)
さくらこ(プロフ) - ごんごんさん» ごんごんさん、コメントありがとうございます!そうなんですよね。ぶつければいいと思うんだけど…なかなか、うまくいくか…って感じです。2章に移行しましたので、引き続きおつきあいくださいね! (2013年10月23日 17時) (レス) id: fbd3e675d8 (このIDを非表示/違反報告)
まあ(プロフ) - 初めてコメントさせていただきます。いつも絶妙な展開で楽しませて頂いてます(*^^*)これからのドンへの展開楽しみです(*^^*)さくらこさんのセンス大好きです!!! (2013年10月23日 0時) (レス) id: 9c0e6bd832 (このIDを非表示/違反報告)
ごんごん(プロフ) - ドンへさん自分の気持ちに気づいたならその気持ちをぶつけちゃって… いつも楽しみにしています^_^ これからの展開がとても気になります>_< (2013年10月23日 0時) (レス) id: 3fe715c8fc (このIDを非表示/違反報告)
さくらこ(プロフ) - ミイさん» ミイちゃん、いつもコメントありがとう〜ドンへ、そろそろ気づかなきゃダメよね^^;ヒチョルも絡んで複雑…です^^; (2013年10月16日 23時) (レス) id: a388da78b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:mi*ku | 作者ホームページ:http://id41.fm-p.jp/390/cherryhae15/
作成日時:2013年10月3日 4時