Sweet butterfly〜Donghae〜4

優しくしたいのに〜DH〜 ページ13

*



少しずつ押し込むと、軋むように俺を拒むAの中が俺に絡みついて。

うねる襞が纏わり付いて俺を後ろへも前へも進ませてくれようとしない。

こんなだったか？
始めてって。

もう随分前だし、誰だったかなんてことも
今この状況で考えるべき事じゃないことも十分にわかってるけど。

だけど、前に進めば進むほど締め付けるそれが
早く欲を吐き出せと俺を煽るから。


痛がるAにお構いなく激しく動きたい欲望を逃がすには
なんか他のことでも考えてないと持たない気がして。


なるべく体重をかけないように。
片腕で支えて、ゆっくり進む。

見下ろすAは眉間にシワを寄せて息を詰めて。
俺の腕を掴む手に力が入ってちょっと痛いくらいなんだけど、
きっとその何倍も何十倍も痛いんだよね。


もう、今日はやめた方がいいのかな。
でも、そうするとずっとこれの繰り返しだし…

ここは、覚悟を決めてもらうしかなくて。


初めてでも、時間をかければ慣れてきて良くなることもあるって
聞いたことあるし。


ゆっくりゆっくり時間をかけて。
やっと全部納めたところで息を吐く。


「オ、ッパ……？」


うっすら目を開けたAが、俺を見上げる。
ああ、もう。

辛そうでかわいそうなのに、見下ろすAの身体が
かわいい胸、括れた腰、その下の柔らかい茂みまでが
一望出来るこの体勢にドキドキして。
もう、相当ヤバイ(汗)


「大丈夫？…じゃないか」

「ん、だ、いじょ…ぅぶ……つ」

「息、出来る？」

「ん……なんとか…」

「じゃあ深呼吸してみて」

「え？」

「吸って？」


きょとんとして。
それでも俺に合わせて息を吸う。


「スゥ〜」

「吐いて？」

「ハァ〜」

「…つ、どぅ？(汗)痛み、柔らいだ？」


ヤベッ
声が上ずったw
呼吸に合わせてきゅうきゅう締め付けられて…

これ、俺には相当キツイ…！


「オッパ…大丈…夫？」


気づかれた？


「ん？大丈夫、でもないけど…」

「その、全部……」

「ん…？」

「その…」

「全部、入ったよ…」


ホッとした表情のAが可愛くて。
吸い寄せられるようにキスをした。
唇を重ねるほどに締め付けられて、俺のオレが…ヤバイ……

どうやってこの疼きを逃がせばいいか考えあぐねてたら
Aの口から俺の頭のネジを全部飛ばす言葉が飛び出した。


「優しくしてくれて…嬉しぃ…けど…オッパにも気持ち良くなってほしぃの」


ああ、もう。。。
優しくしないといけないのに………もうムリ……




*

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