0.15話 初訪問 ページ16
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『あのさぁ』
「？？」
『…いや、なんもないわ』
と言った忠義くんは、やっぱり物申す！みたいな顔して振り向き、
『あかんで？俺以外の男の家上がり込んだりしたら。』「え…」
『俺やからいいけど。…俺以外の男はあかんで』
キュンだけじゃない気持ち。…複雑なキュン…だな。だって忠義くんは他に、好きな人いるんだし……私の立ち位置は妹って決まっているんだし、…それなのに…こんなセリフは、、受け止めるだけ苦しい。
「忠義くんの好きな人はよく、家に来るんですか？」『ああ…はは。…誘ってるけど、全然来てくれへん笑』「じゃあ私も行きません」
『お前は来るやろ』
複雑。…胸が痛い。
『中入って』
気がつけば扉が開けられていて、初めての好きな人の部屋が目の前に。
「すごいですね…」
鼻をふくらませ、忠義くんの香りが漂ってくるこの空気を大きく吸い込むと、優しく背中を押された。
『…ん。』
『こないだ誕生日やったんやろ？』
忠義くんは私を部屋に入れるなり、かわいらしいピンクの紙袋を持って、私の前に突きつけた。
「あの、誕生日、って…」
『ヤスから聞いてん。』
「あ…」
『ん。』
また、紙袋が顔の近くに来た。
「嬉しいです…！」
受け取ると、中には洒落たブレスレットが入ってて。
「かわいい…！」
『…JKの好みわからんかったから、女の子たちに聞いたわ〜』
アハハと鼻をかいて笑う忠義くんを見て、思う。
その"女の子たち"に、好きな人もいるのだろうか、と。
「すごいですほんとに、忠義くんは…」
「私にはできないこと、沢山できちゃうんですもん」
「こんなブレスレットもらった事なんて、ないのに」「そもそも男性からプレゼントもらった事なんて無いのに」
こんなのもらってしまったら、期待してしまうのに。
「私の事考えてくれたプレゼントなんて…っ」
所詮、妹なのに…
「わたしなんて、忠義くんのことなんも知らないのに」『…今から知れば良くない？』
「……誕生日いつですか」
『5月16日』
「血液『O』
「好きな色は」『青』
頬杖をカウンターに付かせながら話す忠義くんは、気だるそうな目だけど、私だけを見ていて、逸らしもしなくて。
やっぱり好き。
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はぐ(プロフ) - まるこさん» まるこさまー！いつもありがとうございます。新作というか、、Twitterでやっていた妄想をこちらに移行するのでございます🥰人によっては新作ですね笑！お楽しみに！💕 (2021年10月24日 21時) (
レス) id: 8ff6ecaa7f (このIDを非表示/違反報告)
まるこ(プロフ) - ぶたクマ番外編、ありがとうございました(^^)もう次回作…というか新作？？めっちゃ気になります‼︎楽しみに待ってます🙌 (2021年10月24日 21時) (レス) @page50 id: 882f735b0b (このIDを非表示/違反報告)
はぐ(プロフ) - たこはち子∞さん» ぶたクマ番外編ありがとうございました😭💕また新作もよろしくお願いいたします！ (2021年10月24日 19時) (レス) id: 8ff6ecaa7f (このIDを非表示/違反報告)
はぐ(プロフ) - ∞hana∞さん» はなちゃんの女磨き💕まもくんに声をかけられる事を祈っております💕(ナンパはお手の物だと思います、父譲りで…💕)フラットにナンパしてそうです笑 (2021年10月24日 19時) (レス) id: 8ff6ecaa7f (このIDを非表示/違反報告)
たこはち子∞(プロフ) - え、、、、、？？ (2021年10月23日 1時) (レス) @page48 id: b202ba3d83 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：∞くらゆい∞
| 作成日時：2021年9月28日 21時
