にかちゃんだよ〜とは言えない③ (ページ40)

今日:1 hit、昨日:8 hit、合計:127,064 hit

生配信リベンジページ40

sideふかざわ

JGRでのポケモンの生配信が終わって。1番悔しかったのはエースバーンをゲットできなかったこと。だからお願いしちゃうよね。

「Aちゃん、エースバーンつかまえよ？」

「え、一緒にやってもらえるんですか？嬉しい！」

やっば、笑顔かあいい。しかもエースバーン対策にヤドランを育ててはいたんだってよ。

自前のデータ持ってきていた宮田くんと恭平、そして見守り隊の和也も交えてエースバーンに再チャレンジ。

戦法的には最終戦で導き出した、アシッドボム打ってからのアシストパワーでゴリっと削るものを採用することに。

「私今てっぺき3回やったので回復回ります！」

「ありがとー！深澤次でてっぺき3回目っす。」

「オレもてっぺき3回目！そのあとアシッドボムやりまぁす！」

「はいオレも回復しまーす！」

それぞれ声を掛け合っておうえんしたり技を積んでいく。Aちゃんのヤドランはわるだくみも持ってるらしく、更に積み重ねて。その間にオレらで敵の能力下げたり回復していき。

「よし、今からアシストパワー打ちます！」

「おっついに！」

ちょこちょこ減っていたエースバーンの体力、それがAちゃんの攻撃で一発でなくなってしまった。驚くべき威力。みんなからやばって声が漏れていた。

それはAちゃんも同じで、実際にここまで技を積んだことがなかったらしく、積めばこんな威力出るんだと感動していた。

「ヤバい、Aさんのヤドラン。」

「助けてもらったおかげです。ありがとうございます。」

「いやいやいや！エースバーンゲットできてまじ嬉しいっす！」

恭平がめっちゃ目キラキラさせてAさんにペコペコ頭下げてる。割って入りたいけどそんなことやったら無粋なのは流石にオレでも分かる。……恭平うらやましいわ。

そんなオレを見て何か気付いたのは宮田くん。

「ふっかーって割と顔に出るよね。」

「顔に出る？」

「うん。恭平ちゃん見る目が怖いからさ。」

「えっ、睨んでないつもりなんですけど……。」

「無意識かぁ。それもそれで面白いや。」

どうやらオレは無意識のうちに恭平を睨むような顔だったらしい。慌てて笑顔を意識してみたらそれはそれで宮田くん爆笑。

「あっはは！……本当、SnowManってAちゃん好きだねぇ。」

「そ、そうですねっ！」

オレっていうよりSnowMan皆がってことになって、少しだけホッとした自分がいた。