君の声から始まった① (ページ9)

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再会はすぐ④ ページ9

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「黒見家を囲む会、開始です！では舘様。」

「party time！」

深澤さんがそのまま乾杯というのかと思いきや、突如宮舘さんに振られ、そして謎のparty time。

Snow Manの皆さんと弟は慣れたようにparty timeと言いながら周りの人と乾杯していく。

確かにparty timeかもしれないけど！初めて聞いたよ、私は。

一人だけおいて行かれた感半端ない。とりあえず周りの方とグラスコツンコツンさせてウーロン茶を一口。

「突然来てすみません、食事会の趣旨変わっちゃいましたよね……。」

「全然大丈夫ですよ。もともとはクロミちゃんを取り囲む会だったので。」

普通にSnow Manとマネージャーで食事会だったろうに、何か別の趣旨があったんだろうなと思い聞いてみたら、字面的には似ていた。

本来は弟だけであり、囲うんじゃなくて取り囲っている。弟が責めたてられそうな会の名前。

ただ、目黒さんがニコッとしながら話しているし、弟も別にイヤそうな顔していないから、深い意味はないようだ。……ほっとしたよ。

食事会を楽しんでいると、仕事の話になる。

弟が裏方に転身してすぐにSnow Manのマネージャーになったこと。今でも踊っているしなんならSnow Manの曲のダンスもだいたい踊れること。

傍から聞いてれば、なんでこいつJrやめたんだろうと思う。……まあ原因は以下省略。

「お姉さんはうちの事務所でもウェブデザインの仕事してるんですよね？」

「はい、ブログ周辺ですけど。」

「すの日常とかですか？」

「そうですそうです。」

阿部さんから質問を受け、自分が担当している部分を話せば、少し離れた席にいた向井さんがぐいっと体を乗り出して。

「てことは、あのアバターをいい感じにひょこっとさせてはるんですか？」

「そうです！レイアウト決めたりしてます。」

「なるほどなー。あ、毎日お世話になってますー。」

メンテナンスを行う上でSnow Manさん始めいろんな方のブログを時々見ているが、Snow Manだといつも向井さんのところはひょっこり顔が出てるよな。

康二は毎日更新してるもんね、と上品な微笑みを浮かべた宮舘さん。

舘さんは月1くらいよなーとちょっといじってるような向井さんの返答。あー仲いいんだなって、なんか和んだ。