君の声から始まった① (ページ27)

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トリガー① ページ27

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「Snow Manのみんなとカラオケ行くから、帰り着くの10時ちょい前になりそう」

夕方6時。仕事を切り上げてうーんと身体を伸ばしていたところに、弟からのメッセージが届いた。Snow Man全員とカラオケとかどんな天国だろうか。

その中に混ざる弟……マネージャーとは言え、本当に選ばれし者って感じだな。

となれば私は一人でご飯か。作るの面倒だからUberさんで頼むかな。あのパスタ屋さんの、いつも食べてるクリームソースのアイツを。

届いたパスタを食べたあと。運動不足解消のために買った、筋トレができるあのゲームを起動する。えーと、ぽっこりお腹解消メニューっと。このあと二の腕鍛えるメニューもやろうかな。

うめき声を上げながら運動不足の身体にムチを打つ。お腹へこめ、腕の肉飛んでいけ、他の余分な肉も一緒になくなっちゃえ。自分の身体に言い聞かせる。

2つのメニューを終えたらこんどはお風呂。はぁー、癒やされる……。お風呂から上がるとドライヤーで髪を乾かしソファにごろっと寝転がって。

はぁーこの落ち着く感じ、いいよね……。

「うわっ！……深澤さん？」

スマホでアプリゲームをしていたら。カラオケにいるであろう深澤さんから突然の着信。いま弟と一緒にいるはずの人物だから、まさか弟に何かあった？一度深呼吸して電話を取ると。