君の声から始まった① (ページ19)

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クイズ企画⑦ ページ19

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「そうだね、康二の案で行こうか。黒子ちゃんもそれでいい？」

「大丈夫です！」

阿部さんも3人後ろ案に乗って、私が2枠に移動し、あとは後ろにずれることに。

阿部さんの隣の席に移動すると、がんばりましょうね！ととてもかわいらしい笑顔で言われて。

……なんで今日はこんなにもかわいいを浴びてるんだっ！

「ということで、両チーム順番を入れ替えてます！……戦略としては真逆ですね。」

「おーほんとだー。」

相手チームも順番の入れ替えが行われ、こちらのチームとは逆に、先程のクイズで成績の良かったラウールさんと岩本さんが後ろにいる配置。

ハイパーボンバーは両チーム同時に解答することはできないので、どちらのチームから始めるのかじゃんけんが行われることに。

キャプテン同士のじゃんけんで相手チームからになる。

「ということで問題文は私阿部が。えー、あ出てきましたね。いまモニターに映っている漢字一文字であらわす国の名前はそれぞれなんでしょうか。……ではスタート！」

モニターに映し出されたのは、独や英など、どこかで見たことあるような国の名前。

この問題なら私行けたな。あ、でも一個分からないかも。加ってなんだろ。カから始まる国……韓国はもう漢字あるしなぁ。カンボジア？カタール？カナダ？

自分の世界に入って考えている間に、相手チームが時間切れで第一問が終了していた。

ラウールさんが2回答えるまで行けたので6ポイント。

さて次はこちらのチーム。……来い、分かる問題！

「じゃあ岩本が問題文読みまーす。いまモニターに映っている故事成語？をすべて答えてください。……はい、スタート！」

ちょっと待って、こっちのほうが難しくない？全部なんとなーくこれかなって言うのはあるけれど。

「えっ、どれにしよ……。じゃあF、他山の石！」

ピンポーン！

阿部さんが一個正解した。私が自信なかった問題を言ってくれて大変助かりました。さて私はどれがいいのだろうか。見たことなさそうなのはHだろうか？

「H、水魚の交わり。」

ピンポーン！

「すげー！」「初耳や。」「おお！」

正解できた。左の方からの声を聞く感じ、問題の選択は間違ってなかったみたいだ。……しかし後6つって難しくないか？

案の定、私に回ってくることなくタイムオーバー。正解したのは5問。相手チームより1問少なかった。