クイズ企画�� ページ18
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第一部が終わり、少し休憩を挟む。黒子装備の頭部を外して深呼吸する。
「ふぅ……。」
「姉ちゃんいい感じじゃん。声もめっちゃ俺に似てたし。」
「でしょ。クイズより声の方が自信あるもん。」
弟から水を受け取り、水分補給。身体にしみて異様に美味しく感じる。
「本当似てたよ、声。クロミちゃんが吹き替えてたのかと思ってたもん。」
「ありがとうございます。これが一番の特技なんで。」
隣の席の深澤さんも褒めてくれた。……うっ、あの優しくて親近感の湧く笑顔、ハマる人がいるのも分かる。
が、弟に言わせてみればダメらしい。何が原因でダメなのかは分からないけど。
「これ、クロミちゃんに何かあっても代役務まるじゃん。」
「いやいやいや、姉ちゃんはマネージャーはできてもダンスはできないから。」
「マネージャーはできるんかい！」
マネージャーもできないよ！って突っ込めば、おおいいねぇと深澤さんからさらにお褒めの言葉。なんだろう、深澤さんは落ち着くねぇ。
そんな休憩時間も終わり、ついに第二部の撮影へと移る。再び阿部さんのルール説明から。
「はい！では第二部、ハイパーボンバー！答えが10個かそれ以上ある問題が出るので、1番目の席の人から順に答えて行き、5番目の人まで来たら折り返して、今度は5番目の人から順に答えてください！」
「はい！」
「ラウールどした？」
「僕も含めて席順変えていいですか？」
「大丈夫だよー。こっちも変えようかな。」
そして席替え含めた作戦タイムへ。リーダーである阿部さんの席にメンバーが集まった。
「はーい、これってどうするのが正解なの？」
佐久間さんがはいっと腕をぴしっと上げて阿部さんに質問。身長差も相まって、先生と生徒みたいだ。というか佐久間さんもかわいいな。
同じく！と向井さんと深澤さんも手を挙げた。
「普通のファイブボンバーなら手挙げてる3人が前がいいけど、これは折り返すからね。」
「じゃあ俺らが後ろで、最初と最後にムズいのを二人が答えてくれたら俺ら的にはめっちゃ嬉しいーなって。」
おお、向井さんもかわいいな。(さっきから大人の男性にかわいいしか思っていないぞ私。)
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作者名：みどりの | 作成日時：2022年8月8日 22時
