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グチグチ言いたい俺の言葉を聞く前に、クロウリーはバシッと言う。
「中也君、貴方はこのカメラでグリム君や他の生徒達を撮影し、学園生活の記録を残してください」
「らんららん〜オレ様がかっこいいところ、じゃんじゃん撮るんだゾ〜!」
「……特にああ言うお調子者が悪さをした時には必ず『メモリー』を残しておくこと。私への報告書代わりにうってつけでしょう?」
「変わりねェな…」
「監督生としてしっかり周囲に目を光らせ記録をとるように」
「希少な魔法道具を気前よく渡すなんて…私の優しさ、天井知らずじゃありません?」と笑うクロウリー。
……もうここまで来ればどうにもならない。クロウリーの自画自賛に慣れるのはそう遠くないだろう。
「さて、今日はもう遅い。詳しい話は明日にしましょう。皆さん、寮に戻りなさい」
「では、失礼します」
デュースのその言葉で、その場はお開きになった。
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寮へ戻る帰り道、廊下で歩きながら雑談をし始めた。
「はぁ〜っ…退学免除……力が抜けた」
「やれやれだねー」
「らんららん!明日から、オレ様もナイトレイブンカレッジの生徒なんだゾ!オマエ達なんかぶっちぎって、学年首席になってやるんだゾ〜!」
自慢げに語るグリムにエースが突っ込む。
「中也のおかげで生徒になれたクセしてよく言うぜ。…まー良かったんじゃないの?」
「明日からは同級生だな、中也、グリム」
「…同級生、か……よろしくな」
自分の中身の年齢は成人しているからか、16として学校に通う事に違和感を感じる。
しかも、魔法学校だなんて。
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雪見だいふく - ちゅやかっこえぇ┏( ^ω^ )┛ (2021年10月24日 22時) (レス) @page41 id: 7c6b1438f9 (このIDを非表示/違反報告)
ハイキュー大好き!!(プロフ) - 続き楽しみにしてます!!更新頑張ってください!! (2020年10月6日 0時) (レス) id: 2d39102061 (このIDを非表示/違反報告)
苑歌(プロフ) - やばい。面白すぎます!続きがめちゃくちゃ気になります!こんな感じの話を求めてました!応援してます!無理はしないでくださいね。 (2020年9月19日 22時) (レス) id: b9c45128c7 (このIDを非表示/違反報告)
死の林檎@Get along同盟???????(プロフ) - ぎゃあァァァァァ(((うるせェよ ktkr(^q^) ファンです!!頑張って下さい!応援しています!一生ついていきます!!! (2020年7月6日 16時) (レス) id: 6c1b6d3d5d (このIDを非表示/違反報告)
作者 - 仁兎さん» ありがとうございます!そう言っていただけて嬉しいです! (2020年7月5日 21時) (レス) id: ff02591f43 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時:2020年5月11日 12時