甘く蕩ける蜜の味(ピンク注意) ページ18
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ふわふわのパンケーキ、真っ白な生クリーム、宝石の様な苺に、金色に輝く蜂蜜。
蜂蜜はとろりと、照明の光に照らされ乍 生地を滑り流れていく。
甘い香りが部屋を満たす。
『きらきら…』
「(ふふ、可愛い)」
その様子をAは目を輝かせて、そしてまたその様子を太宰は微笑ましそうに眺めている。
カチャリ、と音を立て
湯気を漂わせるティーカップ。
今日は蜂蜜入りのホットミルクではなく、少し甘さを抑えたホットココアだ。
「さ、召し上がれ」
『うんっ…!』
ナイフとフォークを器用に使い、ホットケーキを1口サイズに切り摂る。
そこに蜂蜜のかかったクリームを乗せ、苺も落ちないように乗せ パクリと頬張った。
口の中に広がる 様々な甘さ。
ホットケーキの優しい甘み、
蜂蜜の華やかな甘み、
苺の少し酸味のある甘み、
それらを 甘さ控えめのクリームが包み、喉奥へと流し込まれる。
『んー……ふふ…』
満足気に、嬉しそうに食べ進める。
太宰はふと、蜂蜜が着いて てらてらと光を発するAの唇に目がいった。
そして何を思ったのか席を立ち、Aの側へ行くと 大きな両の掌で顔を包み込み じっと見つめる。
『だざい…?』
そうAが言い終わるよりも先に、その言葉は太宰の唇によって遮られる。
「っ、ん……は、ぁ…ッ……」
『ん、むっ……ふぁ……んんぅ…』
まるで喰われてしまいそうな
抵抗はせずとも、混乱と戸惑いで 縋るように太宰の外套を掴む。
「んっ……はぁ…」
『ふ、ぁ……ら、じゃぃ…?』
頬を赤くし、涙目で問うAを抱きしめ 太宰は首筋に顔を埋める。
「んー……したくなったから、美味しそうで」
『…へんなの』
Aは太宰を引き剥がし、またホットケーキを食べる。
あの様な接吻は初めてだ。
未知の感覚とは正にこの事か。
火照る頬に小さな少し冷たい手を当て、高鳴る鼓動に少し戸惑い乍 落ち着くのを待った。
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紅月ミレー - まふ(元月瀬)さん» 太宰治様ですね(*^□^*) 了解です(*´∀`)♪ (2021年8月24日 18時) (携帯から) (レス) id: a496965e6a (このIDを非表示/違反報告)
まふ(元月瀬)(プロフ) - 追記しましたがお相手だざさまですー (2021年8月22日 22時) (レス) id: 9a5360aa7e (このIDを非表示/違反報告)
紅月ミレー - まふ(元月瀬)さん» じゃあ、中也様が孤児の幼女主を拾い、その日以来すっかりシスコンで、デレメロのをお願いします(v^ー°) マフィア全員の癒しです、勿論探偵社もです(〃ω〃) (2021年1月23日 11時) (携帯から) (レス) id: a496965e6a (このIDを非表示/違反報告)
まふ(元月瀬)(プロフ) - 紅月ミレーさん» ありがとうございました♪紅月ミレーさんには初期からお世話になりました、ありがとうございます。作品はまだ決めた無いので絶対に作れるとは言いきれませんが、もしご案があるならお聞きしたいです♪ (2021年1月23日 10時) (レス) id: 9a5360aa7e (このIDを非表示/違反報告)
紅月ミレー - まふ(元月瀬)さん» 黒太宰治様と夢主ちゃんの、二人きりの結婚式滅茶苦茶良かったです(〃ω〃) 最終回で寂しいですが、此れからも頑張って下さいね(o^−^o) あ、リク作品は有りですか(´・ω・`)? (2021年1月21日 21時) (携帯から) (レス) id: a496965e6a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まふ | 作成日時:2020年6月30日 20時