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二章 二節 ページ15

「成る程、此処は本の世界なのですね」

太宰がざっくりとした説明をすると芥川さんはそう言って納得したように頷く

「なんで理解できるんだよ。嘘って思わないの?」

「ふん、太宰さんの言ってる事を疑うなどあり得ぬ」

うわあああああ言われたい!

「協力してくれるのかい?ありがとう」

そう言って芥川先生は芥川さんの手を取る

ああ……奇跡のツーショットじゃん

誰かカメラ持ってないの?

「……ふん」

芥川さんはクールに進んでいく

「……芥川君、首領はこの状況をどう見ている?」

「首領は異能ではない何かの仕業であると読み、中原幹部や尾崎幹部、五大幹部の指示の元処理を急いでおります。人々がいなくなった件も捜査中です」

……今、不吉な単語が聞こえた

“中原”って、絶対中原中也だよね

嫌だな……俺、なんで引き受けたんだろう

そう思っていると誰かが俺の肩に手をおく

「頑張ろうね、太宰君」

芥川先生が、俺の外套に、手を置かれていらっしゃる……

「はははははい!頑張ります!」

そう言えば芥川先生は和かに笑って先に進む

俺もうこの外套洗わない!

そう思いながらついてく

昨日とは違って、消えている文字が多くなっている気がする

消えていたけどまだはっきり見えていた文字は薄くなっていた

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杏奴(プロフ) - こちらの小説を初期から読んでいました。完結しているようですが、番外編として文スト×文アルの短編集を執筆していただけませんか? (2020年3月17日 12時) (レス) id: 528c02e07c (このIDを非表示/違反報告)
リュカ(プロフ) - 長音_chinon_さん» ありがとうございます! (2019年10月19日 11時) (レス) id: ca9d24e2f0 (このIDを非表示/違反報告)
長音_chinon_(プロフ) - 完結おめでとうございます!楽しかったです! (2019年10月18日 22時) (レス) id: a14d8293f8 (このIDを非表示/違反報告)
リュカ(プロフ) - 歴史馬鹿さん» ありがとうございます! (2019年10月14日 17時) (レス) id: ca9d24e2f0 (このIDを非表示/違反報告)
歴史馬鹿 - リュカさん» ふふふふ新作おめでとう (2019年10月13日 21時) (レス) id: 9576c83dfa (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:リュカ | 作成日時:2019年10月10日 11時

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