【募集企画】文豪学園は今日も賑やか【文スト】Part3

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まふ side


｢うーんと……あれぇ…？｣

放課後。
料理部が今日は活動しないと言うことで、調理室を借りていた。

目的は 新しい料理の練習。
家だと……落ち着いて出来ないから、理事長(夏目さん)に許可を貰って やっている。


｢……ダメだ、分からん｣

元々料理が得意な訳でもない。
練習して詰め込んで 上手くなっただけ。

1発で上手く作れた試しは無い。



はぁ、と息を吐き出し 椅子に座る。
目の前には 何を作ろうとしたのか検討もつかない残骸。

味は兎も角として、見た目が酷い。
どうしようか。

｢なんか焦げ臭いと思えば…お前か｣

｢何作ってるの？｣

｢潤君、ちゅーや…｣


声がして振り向くと、そこには2人の幼馴染。

この2人は料理…というか、家事全般がべらぼうに上手い。
才能を分けて欲しいくらいに。


｢焼き菓子なんだけど…失敗しちゃって｣

｢あー、分量ミスと温度ミスか｣

｢うん。｣

｢でも、前よりは可愛い失敗になったね｣


昔……それは酷いもんだったよ。
爆発したもん。

僕は全治1週間の火傷。
あの時は………こっぴどく怒られた。
怖かったよ、あの時のお母さん。


｢成長してるから安心しとけ｣

｢それに、味はちゃんと美味しいよ｣

｢……うん、ありがとう…！｣


この2人は過保護で厳しいし時々怖いけど
基本は優しい。

優しいお兄ちゃんみたいな存在。


──────────

まふの……要するに 梶井家に お姉ちゃん欲しいです…！
シスコンで(重要)

久しぶりの更新、月瀬でしたm(*_ _)m

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