〃 ページ36
……
no-side
中也「………な」
中原中也は混乱していた。
無理もない。
約10秒前、探偵社員ではない、一般人と思われる一人の少女が急に現れ、己が探偵社の監視対象だと名乗ったかと思えば
次の瞬間、彼女は何かをこちらへ向かって投げた。
中也「………ッ、!!」
咄嗟に避ける体制をとるが、彼は気づく。
……いや、“よく”武器に関わる職業に就いている彼は、それが何なのかを、僅か数秒で察した。
中也(_ﾁｯ、“閃光弾”かよ……!!)
数1000倍、とまでは行かないものの、目を開けてはいられないほどの威力はある。
中也「………な」
そして、次に目を開けた彼は驚愕した。
また、混乱した。
……何故なら
「……ポートマフィアの幹部さん。
命が惜しかったら、私の質問に答えてくれませんか」
中也「……」
いつの間にか
己の首元には、鋭く光る小型ナイフが宛てがわれていたのだから。
彼女が向ける切っ先は、確実に急所を捉えていた。
____
倫生side
彼は言った。
『重力と戦いたい奴は誰だ』
____と。
重力とは、言わばあらゆるモノの動きを左右するもの。
そんな重要な役割であるそれを、彼は操ることができる。
それが、何を意味するのか。
____
だったら、“使わさせなければいい”
用は、何にも触れなかったらいいわけだ。
人間誰しも隙はある。
そう。それは、自分に余裕が無くなった時。
中也「俺が、閃光弾の光に気をとられている処の隙をついた…ってとこか。」
「………」
(一応)凶器を向けられているのにも関わらず、彼はニイと口角をあげた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 303人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
現実ってそううまくいかない...わけでもないんだよね〜黒バストリップ〜 現実見よう、これは夢だ…僕が、国木田さんに起こされるなんて【文スト】 現実見よう、これは夢だ…あっ、太宰さんが入水してる【文スト】もっと見る
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
カナ - いつも読んでます! お誕生日おめでとうございます!! (2016年12月10日 23時) (
レス) id: 4007a8bca9 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - 黒忌さん» 連打……したんですね(真顔)←ありがとうございます。これからも楽しんでいただけるよう頑張ります。←番外編のリクエスト来ないので良かったらしてくれてm((おっと誰か来たようだ (2016年12月10日 20時) (レス) id: b4895c0cf1 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - 玉兎白さん» ありがとうございます。今日ですよー(笑） (2016年12月10日 20時) (レス) id: b4895c0cf1 (このIDを非表示/違反報告)
黒忌(プロフ) - 今日がお誕生日でいらっしゃるのですか！？お誕生日おめでとうございます！いつもこの作品を楽しんで読ませてもらってお世話になってます！(ちなみに一番最初から)一番右の星を連打したいのに出来ませんでしt((殴 (2016年12月10日 20時) (レス) id: 7f6a350688 (このIDを非表示/違反報告)
玉兎白(プロフ) - 星の連打ができません。何故だ((面白いです!お誕生日って今日なんですか?おめでとうございます!!今日じゃなかったとしても!! (2016年12月10日 18時) (レス) id: 2c2ad093e4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
