不器用.27 ページ27
三途「っ、、てぇ…！死ねやオラァ！」
敵対していた裏組織との戦闘中なのに
昨日のAの泣き顔を思い出して
ボーっとしていた
そのせいで頭を鈍器で殴られ
意識が飛びそうになる
三途「ﾁｯ…クソが…全員スクラップだァ！」
浮かんでくるAを振り払って
手当り次第発砲した
一瞬でも休めば彼女を思い出すから
服はボロボロで
髪もボサボサで
オマケに傷だらけで
クソだせぇじゃねえかよ
蘭「三途撃ちすぎだろ」
竜胆「全員死んでんじゃん」
三途「あ"ァ"？それが目的だろうが！」
後始末を部下に押し付けて
早々に迎えの車に乗り込んだ
三途「あー頭いてぇ」
武器使うのは無しだろ←
蘭「…三途、お前このまま帰れ」
三途「は？ざけんな。着替えてシャワー浴びねぇと帰れねぇよ、死ね」
こんな格好で帰ったらAがビビるだろ
…ちょっとは、心配してくれるか…？
ンなわけねぇか
いい気味と思われるよな…
竜胆「…ってボスが言ってる」
三途「言ってねぇよ！嘘ついてんじゃねぇ！」
蘭「ホントに言ってるよー？ねぇ、ボス」
たい焼きを頬張るマイキーに灰谷兄が話しかける
佐野「……言った。そのまま帰れ」
三途「ちょ、嘘だろマイキー！」
なんでそんな…！
殺す気かよ！
三途「はぁ？ちょ、マジでうち向かってんじゃねぇよ！殺すぞ！」
佐野「三途…黙れ…」
三途「…っ、うっす」
マイキーに言われたら逆らえねぇよ…
気がつけばうちのマンションの前で
灰谷弟に車から突き落とされる
三途「クソが！死ね！」
竜胆「はいはい。Aさんに優しくしろよー」
適当に言いながら車の扉を閉める
…マジで降ろしてきやがった…
こんなボロボロの血だらけで…
こっからアジトまでは歩くとかなり時間がかかる
三途「……くっそ」
呟いてエレベーターに乗り込む
最悪だ
こんなん…余計Aに嫌われるだろ…
エレベーターから降りて鍵を開けて家に入ると
リビングに続く扉からAが出てくる
貴「おかえりなさ…え、血が…！」
俺の姿を見た途端
目を見開いてあたふたする
その様子が可愛くて頬が緩みそうになる
三途「うっせぇな…ほっとけ…」
…また、思ってることと反対のことを言う
自分のクズさに奥歯がギリッと鳴った
Aの横を過ぎようとしたとき
三途「…っ！」
貴「だめです…手当しなきゃ…」
俺の腕を両手で掴んで控えめにこっちを見上げる
くそ可愛い…
…っじゃねぇ！
ダメだ、このままだと疲れも相まって襲う
三途「ﾁｯ…離せよ」
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咲良(プロフ) - Yさんさん» 何回も読んでいただけていることに感激です……嬉しいコメントありがとうございます！ (1月1日 17時) (
レス) id: 99406de1b2 (このIDを非表示/違反報告)
Yさん(プロフ) - ホンマにこれって何回読んでも神すぎて好きです♡不朽の名作ってやつ！？好きーっ♡ (12月29日 22時) (レス) @page41 id: e05060289a (このIDを非表示/違反報告)
咲良(プロフ) - なるせさん» ありがとうございます！場地さん最後になっちゃいました…他の作品が完結したらすぐ書き始めるのでお待ちください…！ (2021年12月17日 0時) (レス) id: 387270c9d7 (このIDを非表示/違反報告)
なるせ - んんんん好きです!!んと場地さんのが見たいです!!順番最初だと嬉しいなあ、、!? (2021年12月16日 22時) (レス) @page37 id: 875c8ad43b (このIDを非表示/違反報告)
咲良(プロフ) - おふとんさん» ありがとうございます！勢いがすごい！笑 (2021年12月12日 23時) (レス) id: 387270c9d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：山口咲良
| 作成日時：2021年11月12日 17時
