私達は付き合っています。【うらたぬき】

一途なんてなかった。 ページ15

貴女side





貴「昨日は大変だったねー」


苦笑しながらいつもの三人に振り向く



坂田ま「「どっちが大変だったと思ってんの」」

威圧感たっぷりに言葉を吐き捨てるまふさか



ま「そらるさんなんか君たち二人に気を遣いすぎてほとんど隅っこにいたからね？リアルすみっコぐらししてたからね」


浦「上手い！座布団一枚！！」

坂田「馬鹿野郎。」



そんな一連のやり取りを見ているとどこからか邪悪な気が感じられた

邪気の方に振り向くとこちらを遠巻きに睨んでいる飯島さんがいた

何か久しぶりだね…！




梨「楽しそぉだねぇ！りかも混ぜて混ぜてぇ」

浦「いや特に面白いことしてないけど。」

坂田「キャラの切り替え早いなうらさん…」


ばっさりと切り捨てられ飯島さんはがくんとうなだれる




梨「やっぱり、りかにはうらたんは遠い存在だったのね…」

と小声で悲しそうに言う

飯島さん…！そんなにうらたの事が…

ちょっと感動した。意外と一途なんだなぁ…



飯島さんの様子に気づいたのかまふが遠慮がちに声をかける

ま「え、えと…大丈夫？元気出して！僕で良かったら話くらい聞くよ！」


すると飯島さんは一瞬驚いた顔でまふを見ていたがすぐにキラキラした目になった


梨「うんりか悲しくてぇ…ぐすんありがとぉまふ君♡」









前言撤回



ここにいる飯島さん以外の人はみんな思った




この人…うらたより切り替えはやっ






坂田「(まふどん気に入られちゃったね…)」

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