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樹の判定 ページ23
樹
樹「うわー、お前すげぇな。」
玄関先に積み重なったごみ袋。中には俺らが子供になってる時期に着ていた服が入ってる。
子持ちの友達に服が余ってたら欲しいと頼まれて、試しに高地に聞いてみたら持っていた。
高「一応これで全員分。いつまでも持ってられないし、好きなだけ貰ってよ。」
樹「こんな時間にありがとな。お前眠くねぇの？」
高「んー？大丈夫よ？」
いや、目が開いてねぇ。眠くないわけないだろ。
樹「うち泊まってく？」
高「えーいいよ。」
樹「でもお前車だろ？居眠り運転で事故ったら大変だぞ。」
半ば強引に高地を泊めさせることにして、風呂場に押し込む。俺の服を適当に選んで脱衣所に向かうと高地のスマホが置いてあった。
《明日何時に帰ってくる？》
表示された内容に目をパチクリとさせて、消えた画面をもう１度明るくさせる。
《明日何時に帰ってくる？》
樹「ジェシーじゃん。え、なんでだ。」
、、、
見ちゃいけないものを見た気がしてその上に服を乗せる。リビングに向かって悶々と考えてみた。
そういえば前に北斗が
北「やっぱり付き合ってんのかなぁ。」
ってボソッと悩んでるのを見たことがある。
樹「付き合ってんのかなぁ、、。」
うーん。
樹「うーわ、俺聞けるかなぁ、、、！」
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作者名：久遠さん
| 作成日時：2021年1月28日 0時
