大きいままでもうるさい！ (ページ15)

今日:7 hit、昨日:31 hit、合計:235,136 hit

北斗の悩みページ15

北斗

俺は今悩んでいる。

よくわからないが、ぼんやりと小さい頃の記憶が思い浮かぶことがある。

それが本当に俺が小さい頃の記憶なのか、あの時期なのかと聞かれたら恐らく後者。

ジェシーと高地がいるから。

ではそれが本物か偽物かとなると、周りに聞くしかないのだけど、これが容易く聞けるものじゃない。

そのせいで俺は悩み続けている。

大「ねぇ高地、これジェシーの？」

高「んー？、、、、ジェシー。」

白のインナーを受け取ってガッツリと顔をそれに埋めた高地は、クンクンと匂いを嗅いで持ち主を特定した。

別にこれは俺の悩みじゃない。

問題は、特定までの時間。

もっと早かったよな？

試しに俺は近くにあった慎太郎の服を持って高地の元に行った。

北「ねぇ、これジェシー？」

高「あー、違う。」

北「あぁ、そう。」

１度嗅いで即返された。

高「俺さっきどこにジャケット置いたっけ。」

樹「あぁ、こっち。ごめん、動かしたわ。」

気にせず高地は樹の元へ。

慎太郎とジェシーは全く違うのか？

比較的新しくてジェシーの匂いが染み付いていなかったとか。

色々予想が立てられる中で、

自分のと嗅ぎ分けが出来なかった。

と出てきてしまうのが俺の悩みだ。