無愛想。73 ページ29
沖田「あ、お前今度の非番空けとけよ?」
誤魔化すためになるべく沖田の方を見ないで歩いているとそんなことを言われる。
「いいけど、なんで?」
特にその日は予定なかったので兄さんに一応相談に乗ってもらったから報告ぐらいはしに行こうかな程度だった。
沖田「なんでもなにも付き合ってんだからデートくらい行くだろ」
デート?
「デート、!?」
沖田「なに驚いてるんでィ」
いやいや、驚いてるもなにもデートって急にそんなこと言われても困るっていうか。
まぁ恋人同士からしたら当たり前なのかもしれないが、今までお付き合いとかそれどころか恋愛経験もなかった私にとってはどうすればいいのかなんてわからないわけで。
「いや、初めてだからどうすればいいのかなって、?」
よくわからなくなり疑問系になる。
すると沖田は驚いた表情を見せる。
沖田「お前、男と2人で出掛けたこともねェのか?」
「そういうちゃんとしたのははじめて」
今まで周りに男しかいなかったがみんなのことをそういう風には見てなかったし、2人きりというよりかは基本4人とか5人でいたし、何よりいつも兄さんがいたし。
デートとか都会の遊びではなくて、手合わせだったり喧嘩だったりthe田舎って感じの過ごし方だった。
沖田「じゃあ俺が初めてなわけだ」
そう言われて考えてみると、はじめて人を好きになったのも、付き合ったのも、キスしたのも、デートするのも全部沖田が初めてだということに気がつく。
そう思うとなんかよくわからないけど恥ずかしくなって顔を下に向ける。
沖田「行きたいとこ、考えとけよ」
これから忙しくなりそうだな。
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作者 - ぱーむくーへんさん» 素敵なコメントありがとうございます!そう思ってくださるぱーむくーへんさんが作者はしゅきです^ - ^ (2020年10月4日 1時) (レス) id: 4e64e86f01 (このIDを非表示/違反報告)
ぱーむくーへん - え、しゅき (2020年10月1日 13時) (レス) id: 4fbbe91aff (このIDを非表示/違反報告)
作者 - 背後霊(なりかけ)さん» ありがとうございます、!!ご期待に応えられるよう頑張ります!! (2020年9月15日 17時) (レス) id: cdaa4bb7d3 (このIDを非表示/違反報告)
背後霊(なりかけ)(プロフ) - 作者さん» いえいえ。これからも頑張って下さいね。このお話好きなので! (2020年9月14日 0時) (レス) id: c6a274d481 (このIDを非表示/違反報告)
作者 - ご指摘ありがとうございます!不快な思いをさせてしまったなら本当に申し訳ありません。ご指摘いただいた箇所は訂正させていただきました。今後も作品を見てくださると嬉しい限りです。今回のご指摘、本当にありがとうございました! (2020年9月13日 0時) (レス) id: cdaa4bb7d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時:2020年8月28日 23時