無愛想な。2【沖田総悟】

無愛想。64 ページ20

銀「それもう沖田くんのこと好きだよ」


「は？」





私が？沖田のことを？好き？





「いやいやいやいや」





クソサドだよ？中身腐ってんだよ？




それに私が惚れたと？





「やめてよ」



銀「じゃあ聞くが、沖田くんが他の女と付き合ってたらお前はどう思う？」





そんなの、、“私には関係ない”そう言いたいのにその言葉が出てこない。





「、、嫌、かも」





心の底からその言葉が出てきた気がした。





銀「これで第一関門は突破したな」





あぁ、私沖田のこといつのまに好きになってたんだ。





「私ってなかなか趣味悪いんだな」



銀「じゃあそんなサディストに伝えに行かなきゃな」



「なにを？」





そういうと兄さんは目を見開きすぐに呆れたようにため息をつく。





銀「沖田くんに好きって言われておいてお前がなにも言わないのはダメだろ」



「た、確かに」






でもそんなこと言われたってどうすればいいのかわからないし。






銀「お前の気持ちを素直を伝えればいい。
そしたら後はなるようになるさ」






私の考えていることを読み取ったのか、
珍しく兄さんらしいアドバイスをしてくれる。





「ありがとう兄さん」



銀「おう。じゃ、千円な」





やっぱりここはブレなかったらしい。

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