無愛想な。【沖田総悟】 (ページ9)

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無愛想。7 ページ9

土方「真選組だ、神妙にしやがれ」

桂をはじめとする仲間がとんでもない逃げ足で逃走する。

あれ、今なんか変なものが視界に入ってた気がする。
部屋の中にいたのは、小太郎といっつも一緒にいる変な生き物と、子ども2人と、銀髪の男。

そう、子ども2人と銀髪の男がどうしても引っかかる。

違和感を感じながらも小太郎を追う。

桂「A、そろそろ攘夷志士を目指してはみぬか！！」

そして安定の攘夷志士勧誘を受ける。

「断固拒否」

そしてお断りする。

いつものやりとりをしているとドガーン！！っと毎日屯所で耳にするバズーカの音が聞こえる。
小太郎を他の隊士に裏に回っていた隊士に任せ、おそらくバズーカを打ったであろう沖田のところへ向かう。

沖田「土方さん生きてやすかー？」

土方「テッメェ！完全に俺も一緒に撃つ気だったろ！！」

沖田「ﾁｯ、しくったか」

「何やってんのあんたら」

敵が目の前にいると言うのになんてくだらない喧嘩をしているんだ。

銀「ったく、おたくのとこ、一体どんな教育してんだ」

聞き慣れた、懐かしい声に反応する。
バズーカの煙が晴れそこに姿を表す。

銀「「ッ、！？」」

お互い見つめあったまま固まる。
それくらい衝撃だった。
もう5年も会ってなかったのに、今になって、こんな状況で再開するなんて誰が思うだろうか。

銀「「A、、/兄さん、、」」

銀髪の天然パーマに、死んだ魚のような赤色の目。間違えるはずがない。

私の兄の坂田銀時だ。

土方・沖田「「兄さん！？」」