無愛想。2 ページ4
土方「お前歳いくつだ」
「13」
そう言うと眼球がポロリしてしまうのではないかと言うくらいに目を開く。
目、落ちないかな？大丈夫かな？
土方「13で攘夷戦争に参加してたのか？」
「だとしたらどうします？」
土方「いや、処分はこれから決める。その為に尋問しなきゃならねェ。出ろ」
尋問ってあれかな。
なんか喋んなかったら爪剥がす的な？いやいやいや、そりゃこえーわ。
でもあれだよね？正直に話せば、そんなことされずに済むよね？あ、でもそしたら死刑とかになってもおかしくないよな。
この歳で死ぬのもやだし、生き死にもしたくない。どっちにしたって待ち受けてるのは死か。
うんでもさ、私だって一応死と隣り合わせで戦ってきたわけだしそんなの今更って感じだよね。
土方「入れ」
これまた予想外なもんで、地下の冷酷な尋問室を想像してたら、やってきたのは屯所の中。
しかも局長？とか言ってたっけ。その人の部屋。
近藤「君がAちゃんか！とりあえず座りたまえ！」
んん？何このアットホームな雰囲気。
私これから何するんだっけ。尋問ってなんだっけ。
とりあえずありがたく座らせてもらう。
目の前にはゴリラみたいな人、その隣にはV字ハゲと、もう1人幼い男の子。
私と同じくらいかな？
土方「近藤さん、早速なんだがこの女13歳らしい」
これまたあんぐりと口を開くゴリラ。
顎外れないかな？大丈夫かな？
近藤「総悟と同じ歳か！こりゃまたとんだお嬢さんだ！」
沖田「俺は間違っても幕府に反抗するどっかの犯罪者とは違いやすぜ、近藤さん」
なるほど、総悟って人と私は同い年だったのか。
なんかさりげに貶された気もするけど。
てか、13歳で警察って何？どんな出世？
13歳で犯罪の方がまだ現実味帯びてるよね。
土方「んじゃいくつか質問する」
おう、急に始まる感じね？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 276人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「銀魂」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作成日時：2020年8月2日 17時
