無愛想な。【沖田総悟】 (ページ30)

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無愛想。28 ページ30

沖田side

土方「あーあちぃ。なんで真選組の制服はこうもかっちりしてんだ？暑苦しくてしょうがねェ」

沖田「じゃあ俺が夏服仕様にしてあげまさァ」

土方さんの腕目掛けて刀を振り下ろす。

だけどもちろんギリギリのとこで避けてしまうわけで。

沖田「動くと危ねぇですぜ？」

土方「危ねぇのはそっちだろ！！
完全に腕ごと持ってく気だったろ！！」

そんなジャレ合いをしていると近藤さんが来る。
もちろん夏服仕様の隊服をきた。

近藤「どうだ？姫様は見つかったか？」

俺たちは総出で家出したお姫様を探している。

土方「ったくこんな暑い中人探しなんざやってらんねェ」

近藤「こういう時Aがいればすぐ解決するんだけどなぁ」

近藤さんが言うように、Aは幸運なのか不幸なのかわからないが、人とのつながりが凄い。

指名手配中の攘夷浪士を探している時も偶然ばったり合ってしまったり、こういう人探しも探しに行った先に偶然いたりととにかく凄い。

沖田「残念ながらその頼りの綱は非番でどっかほっつき歩いてまさァ」

よってそんな強運を持ち合わせていない俺らが暑い中何時間もかけて探し回るわけで。

山崎「局長ォォォォォォ！」

ザキが慌てた様子で駆け寄ってくる。

山崎「そよ姫様と思われる女の子が団子屋にいたとの目撃情報が入りました！！」

探し始めて3時間半。

ようやく手掛かりが掴めた。