2 4 円になります 。 ページ24
*
「 はい 、どうぞ 。」
「 わ ー ！ ありがとうございます ！ 」
レジをし終えると 、
そっとピ ー チティ ー を渡してくれた 。
「 Aちゃん 、何か … 顔赤くない ？ 」
「 え ！？ いや … えっと … 」
ジン先輩 、あなたのせいです 。
「 大丈夫 ？ 」
綺麗な手が
私の頬にゆっくりと触れる 。
「 だ 、だ 、大丈夫ですっ ！！ 照 」
…… 全然 大丈夫じゃない 。
今すぐ 、ピ ー チティ ー を当てて
顔の火照りを冷ましたい 。
「 そっか 、でも
あまり無理はしないでね ？ 」
「 は 、はい ！ 」
ビシッと敬礼をしてみると 、
クスッと笑うジン先輩 。
「 可愛い 。笑 」
…… なんか 、
私とジン先輩 …
いい雰囲気じゃない … ？
でも 、漫画とか小説とかってさ 、
こういうときに限って
邪魔者が入ったりするんだよ 。
例えば 、
「 Aちゃん ！！ 来たよっ ！！ 」
ほら 、こんな風に …
ってマジか 。
顔を向けると 、
満面の笑顔の彼 … テヒョンくん 。
「 …… ども 。いらっしゃいませ 。」
自分でも分かる 、
今の私 、不機嫌さMAXな顔 。
そんな心情に気づいてないのか 、
彼はにひっと笑った後 、
ゆっくりとその視線をジン先輩に向ける 。
「 あ 、Aちゃんの好きな … 」
こ 、こいつ ！！
「 あ ー ！！
ジン先輩 ！！ 本当に
ピ ー チティ ー ありがとうございます ！！ 」
私がいきなりデカイ声を出したから
ジン先輩が目を見開きながら
ゆっくりと頷いた 。
「 う 、ううん 、全然 。
Aちゃん 、頑張ってね ？ 」
ジン先輩が出て行ったのを確認すると 、
すぐさま彼を睨んだ 。
「 ね 、Aちゃん 、それ 。」
どこかぼ ー っとした様子で
私の手元を指差す彼 。
「 何 。」
「 ピ ー チティ ー 好きなの ？ 」
「 …… だったら 、何 。」
ぶっきらぼうに私がそう答えると 、
急いでドリンクコ ー ナ ー に向かって 。
いつものオレンジジュ ー スと
そして 、ピ ー チティ ー 5本 。
をカウンタ ー に置いてきた 。
「 これ買う ！！
Aちゃんに全部あげる ！ 」
どうやら彼は正真正銘の馬鹿 。
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ARMY - この作品とても気に入りました！テテペンなんですけど、性格とか仕草とか…本当に細かい所まで書かれているなぁと思いました！ (2018年1月2日 23時) (
レス) id: 97013c3863 (このIDを非表示/違反報告)
ちんぐ(プロフ) - これ本当に大好きです！ミセナイナミダも、お隣さんも大好きです！ (2017年4月26日 18時) (レス) id: c07ed66232 (このIDを非表示/違反報告)
ぎゅぎゅ(プロフ) - はじめまして！『120円になります。』楽しく読ませていただきました！ジンオッパに対抗してピーチティー5本も買おうとするテテに吹いてしまいました(笑)もう可愛すぎて癒されます！こんな素敵なお話を書いて下さってありがとうございます！ (2016年2月10日 13時) (レス) id: 2af65105ad (このIDを非表示/違反報告)
bts LOVE - すごすぎです！読みながら顔ニヤニヤしてしまいました… (2015年12月24日 18時) (レス) id: e7d74f9050 (このIDを非表示/違反報告)
遥音 - 凄いですね！ テテをこんなに忠実に描けるなんて……<(_ _)>テテのタイプの子ってこんな感じなのかな〜？ 頑張ってください！ (2015年9月29日 19時) (レス) id: f0fa5b748f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：*ちょあ*
| 作成日時：2015年6月6日 19時
