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10.  ページ10

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静かになった部屋に残された沢山のお酒の空き瓶。





「片付けるか〜」




ベットで寝ているグクの脇腹をツンツンする。




「グク起きて、片付け手伝って」





何言っても無反応なグク。





「酔ってるの〜?起きてぇぇ!!」




頭をポンポンする。






「...グク?」




なんだかグクの体が熱い。




グクの額に手を当てる。





「あっつ...ちょっとグク、大丈夫?」




『具合わりぃ...ゲホッ..』





顔を上げるグクのほっぺは赤くて目も潤んでた。





「いつから?」




『コンサートの中盤位から』




「もしかして私のうつっちゃった?」





確かに車の中でも全然話さなかった。





『久しぶりに酒飲んだしそれもあるかなぁ』





良く聞くと呂律がうまく回ってない。





「酔ってる?」






『酔ってない〜』







この言い方、グクが酔ってる時にする言い方だ。







「取り敢えず誰か呼ばないと...ユンギさん起きてるかな...」




立ち上がって携帯を手に取る。




『...いっつも』





その瞬間、グクに手を引かれてベッドに倒れこむ。





「ちょ、グク?」




私の上に跨り私を見下ろすグク。




熱を帯びている目で私を見る。






「酔ってる?」



『酔ってねぇよ』



「どいて、オッパ呼ぶから」





グクの胸元を押してもびくともしない。





『またユンギヒョン?』




挑発的な目でそういうグク。





『Aってさ、ヒョンのこと好きなの?』




「好きだよ、大切なメンバーだもん」




『そうじゃねぇよ...』






小さく呟き、私の唇を塞ぐ。







「んっ、グク...、やだ」






抵抗しても頭の上で両手を掴まれてるから何もできない。





『っ、俺は何なの?』





「ねぇ、グク...」




酔ってるからなのかいつもと雰囲気が違うグクに少し恐怖を覚える。




『っんでいつもヒョンなんだよ』





こんなグク知らない。

抵抗できない私に沢山のキスを落とす。

グクもグクで余裕がないくらい雑で悲しいキス。






「っ、やだ...やめて...」





グクの手が私の服の中に入ったとき、思わず涙が溢れた。

グクがなんでこんな事をするのかも何も分からない。






『...A?』



泣いてる私を見て我に返ったかのように手を止めるグク。





『ごめん、俺...』





「っ、ひっく..」





『何してんだ俺..』





「もう帰って...」







その言葉を聞いたグクは部屋を出て行った。

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オルペン - グクの嫉妬の場面、気に入っちゃいました。 (2020年11月13日 22時) (レス) id: fa51a2f630 (このIDを非表示/違反報告)
オルペン - 次が気になります。更新してください!お願いします。応援してます。 (2020年11月13日 22時) (レス) id: fa51a2f630 (このIDを非表示/違反報告)
まこ(プロフ) - こんにちわ!次はいつ更新しますか? (2018年5月4日 9時) (レス) id: c5b40d6694 (このIDを非表示/違反報告)
809 - 更新してくれて嬉しいです!頑張ってください!! (2018年3月10日 20時) (レス) id: 4a9056ee7c (このIDを非表示/違反報告)
ちあ - 本当に面白いです!楽しみにしてまーす。更新頑張ってください!! (2018年3月8日 20時) (レス) id: 4a9056ee7c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちょんうさ | 作成日時:2018年2月11日 12時

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