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「そんな否定しなくてもいいのに。Aもやりにくいメンバーをよくやっていると思うわよ。ね、ユンギ？」
「……俺は知りませんよ」
ぐいぐい来るオンニに小さく息を吐き出して応えるユンギさんが、そのままじっとわたしを見てくるから、つい見返してしまう。
「……まあでも、そんなに否定すると逆になんかあんのかなって思うけどな」
「え……？」
「あ、もしかして2人でわたしの悪口でも言ってる〜？ジョングク、担当をわたしからAに変えて欲しいんでしょ」
「あ、バレましたか」
ユンギさんの言葉にどきりとした。その探るような視線が怖くて、咄嗟に逸らす。でもオンニは自分のことだと思ったらしくて、ふざけた調子で彼に聞いている。楽しそうに話している2人の会話があまり耳に入ってこなかった。
「なに、本当に何かあるわけ？」
「いえ、そんなことは……」
相変わらずじっと見てくるユンギさんの視線が怖くて、どうしようと戸惑う。そこに、またオンニの元気のいい声が入って来た。
「A、ジョングクもこう言ってるし、本当に担当変える？わたしがユンギやってもいいわよ」
「え、でも……わたし、」
「俺が遠慮します」
「俺こそ、もうソニヌナはいいですよ」
「ちょっと2人とも、メイクぐちゃぐちゃにするわよ？」
「嘘ですよ。俺はソニヌナが1番なんで。早く万全になって下さい」
怒ったフリをするオンニに彼が笑って宥めていた。このまま彼の担当になってしまう、それは困ると思っていたから、冗談と言えど話が流れたことにほっとする。
でも……「ソニヌナが1番」その言葉が意外とぐさりと突き刺さった。分かっていたこと。彼がオンニに懐いていることなんて。オンニが怪我して、メイクを出来なくなった時に言われたじゃない。「ヌナ以外は嫌だけど」って。仕方なくわたしを受け入れているだけなんだから。
最近は彼の優しさに触れて勘違いしていたけれど。彼にとって、わたしの存在なんてそんなもの。浮かれ過ぎだと、このままだと駄目だとちょうど思ったところだったじゃない。これでいい。彼が線引きしてくれたんだから、わたしも正しい距離感を保てばいいのよ。
「……やっぱり、お前ら何かあるの？そんな顔して」
目の前で落ち込むわたしを見ていたユンギさんがそんなことを言う。
「何もありませんよ。何か起こることなんてあり得ないんですから」
だからそんな探るような目で見ないで。彼とは何もないから。
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藍(プロフ) - Agust dさん» あわわ！むしろお勉強のお邪魔をしていませんか？気分転換になったのならいいのですが。わたしはいつも素敵なお言葉に励まされております。本当にありがとうございます！ (2019年12月3日 1時) (
レス) id: 7c0b28e720 (このIDを非表示/違反報告)
Agust d(プロフ) - 私現在、試験期間中なのですが疲れたときにちょうど更新通知が来ていて「藍さんｯｯ!!!!」ってなりました (2019年12月1日 12時) (レス) id: fea73733b9 (このIDを非表示/違反報告)
藍(プロフ) - exol0725puさん» ゆんぎさんはいつもさらっと核心ついたり、周りを冷静に見ているイメージなので…格好良くしてしまいがちです笑 コメントありがとうございました！ (2019年12月1日 10時) (レス) id: 7c0b28e720 (このIDを非表示/違反報告)
藍(プロフ) - babe305901さん» わーありがとうございます！嬉しいです。これからも素敵なジョングクをお届け出来るように頑張りますね。 (2019年12月1日 10時) (レス) id: 7c0b28e720 (このIDを非表示/違反報告)
exol0725pu(プロフ) - ユンギさんめっちゃかっこいい( (2019年11月30日 11時) (レス) id: 0e1f656f1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藍
| 作成日時：2019年11月10日 9時
