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「そ、れもやめて……」
「ふっ、俺のメイクしなきゃいけないのに？」
彼から距離を置こうとしたら、横からどさりと音がして誰かが座ったことに気付いて身体が固まる。
「ほら、早くしなきゃ。ユンギヒョン待ってるよ」
今度は声を潜めてそんなことを言ってくる。彼の言葉に横にきたのがユンギさんだと分かった。まだユンギさんのメイクは終わっていないから、こっちも早く終わらせなければ。そう思うのに、彼はわたしをからかうことが楽しいみたいで、いつも以上に話しかけてくるし、顔を覗き込んでくる。心臓に悪過ぎるから止めて欲しいのに。
「Aヌナ？」
「っ……、おねがいだから」
「やだ」
にやって笑う彼が憎たらしく感じるのに。そんな顔ですら綺麗、なんて思えてしまう自分が信じられない。彼を振り切るように少し強くパフを押し付けて、意識を集中させる。
「珍しく乱雑じゃん」
もう彼の言葉には反応しない。そう心に決めたのに。
「あら、いつの間にか2人とも無駄口が叩けるほど仲良くなれたのね〜」
「オンニ……」
今度はソニオンニがやってきて、彼のメイクのフォローに入った。オンニがすぐ横にいるから余計なことは言わないだろうって思って安心したけれど、今度はオンニの口が止まらなかった。
「Aは慣れるまでに時間がかかるし、ジョングクもゲームばっかりしてるからこの2人大丈夫かしらって思っていたけど。それなりに回数も重ねたし、お互い慣れたかしら？」
「あ、はい……でもオンニのようには……」
「ねぇユンギもそう思うでしょ？」
「あ？」
「あんた、寝てたの？」
わたしの言葉なんて聞かずに喋り続けるオンニにたじたじだ。しかも隣にいるユンギさんも巻き込んで、そのままオンニはユンギさんの肌のチェックを始めてしまった。
「A、いつもユンギに使ってるクリームはなに？」
「あ、わたしやります」
「そう？じゃあジョングクの続きやるわね」
寝ていたからか、ユンギさんの顔は少し浮腫んでいた。オンニと交代して、ユンギさんのマッサージを始める。これでこの話は終わったと思ったのに、オンニは尚も続けた。
「あ、ジョングクはもうわたしよりAの方がよかった？」
「そうですね〜ソニヌナは乱暴なので」
「あら、それはあなたが下向いてばかりいるからでしょ。すっかりAに懐いちゃって」
「そんなこと、ないですよ……」
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藍(プロフ) - Agust dさん» あわわ！むしろお勉強のお邪魔をしていませんか？気分転換になったのならいいのですが。わたしはいつも素敵なお言葉に励まされております。本当にありがとうございます！ (2019年12月3日 1時) (
レス) id: 7c0b28e720 (このIDを非表示/違反報告)
Agust d(プロフ) - 私現在、試験期間中なのですが疲れたときにちょうど更新通知が来ていて「藍さんｯｯ!!!!」ってなりました (2019年12月1日 12時) (レス) id: fea73733b9 (このIDを非表示/違反報告)
藍(プロフ) - exol0725puさん» ゆんぎさんはいつもさらっと核心ついたり、周りを冷静に見ているイメージなので…格好良くしてしまいがちです笑 コメントありがとうございました！ (2019年12月1日 10時) (レス) id: 7c0b28e720 (このIDを非表示/違反報告)
藍(プロフ) - babe305901さん» わーありがとうございます！嬉しいです。これからも素敵なジョングクをお届け出来るように頑張りますね。 (2019年12月1日 10時) (レス) id: 7c0b28e720 (このIDを非表示/違反報告)
exol0725pu(プロフ) - ユンギさんめっちゃかっこいい( (2019年11月30日 11時) (レス) id: 0e1f656f1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藍
| 作成日時：2019年11月10日 9時
