【BTS】カタストロフィー【JK】 (ページ21)

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JK「ナマエー」
「んー？なぁに？」
JK「明日さ、暇？」

ジョングクの言葉に、ナマエは夕食の洗い物をしながら答える。

「もー、聞かなくても知ってるでしょ？」

ジョングクはその言葉に満足したように一人笑ってから振り向いて、テレビに向けていた視線をナマエに向けた。

JK「僕、明日丸一日オフなんだよね。デートでもしない？」
「え…デート？」

ナマエはすぐには頷けなかった。

この部屋に引っ越して以前よりジョングクとの時間が増えてから嫌がらせはなくなったものの、まだ外出は少しだけ怖い。

それにジョングクとは今までデートらしいデートなんてしたことがなかった。だけど、ナマエは笑顔で頷く。

「…うん。デートしたい！」

仕事は信頼の置ける上司にだけ事情を掻い摘んで話して数ヶ月の休暇をもらっている。

だからといっていつまでも引きこっているわけにはいかないし、それに、ナマエを救ってくれたのはジョングクだ。ジョングクと一緒なら、きっと大丈夫。ナマエの笑顔に迷いはなかった。

「何着ていこっかな～」

洗い物を済ませ、濡れた手をタオルで拭うナマエ。ジョングクは立ち上がり小さな背中を後ろから抱きしめた。

JK「ふわふわした可愛い系！…でも、短いスカートはだめ、絶対だめ！」
「えー？なんで？」
JK「だって、他の男に見せたくないもん！」
「なにそれ！だれも見ないよ」

しばらく笑いながら言い争って、そしてどちらともなく唇を寄せる。

至近距離で微笑み合う二人の間には幸せが溢れていた。