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＊ ＊
「最近どうなの？」
ヘヨンに美味しい中華の店に誘われて、夜ご飯を食べる。この焼売おいしいな。
『んー、グクとのこと？』
「そう」
『とくに、何も無いけど……』
「うっそだー！だって最近なんかA楽しそうだもん！」
『そうかな……』
「そうだよ！」
『別に、何もないけどさ……なんか』
「お？なんか？」
キラキラした眼で私を見つめるヘヨン。
『なんかさ、』
「うんうん」
『……めちゃくちゃ、好きになっちゃったみたい』
『かも、です……』
あー、恥ずかしい。
こんなこと言うキャラじゃないのに。
テーブルに突っ伏して赤くなった顔を隠す。
「きゃー！！かわいい！！」
ヘヨンがぎゅうぎゅうに抱きついてくる。
「こんなA見たことない！」
『……私だって、こんなの初めてだよ』
こんな、ずっとグクのこと考えて、
頭の中いっぱいいっぱいになっちゃってる自分が恥ずかしくて仕方がない。
「……A」
『なに？』
「幸せ？」
覗き込むようにそう言うヘヨン。
好き。
思い出すだけで心臓が激しく動いて、会いたいって思う。
だけど、
『……わかんない』
わかんないんだ。
幸せとか、幸せじゃないとか。
「……A」
『好きなのに、付き合ってるのに、近いのに、
時々むなしい』
「…………」
『……好きな人がいるってわかってて、好きになった私が悪いのはわかってる』
「Aは悪くないよ……」
『……何も望んじゃいけないのに、
満たされると、その次が欲しくなる』
『バイバイ、だけじゃ嫌なの。またね、の言葉が欲しいの。
手を繋いだら、次は抱きしめてほしいって思うの。ぎゅうぎゅうに、なくなっちゃうくらい。』
キスも、もっとしたいし、
私がほしいって思ってるのと同じくらい、私のことをほしいって思っててほしい。
『……つらい、の方が大きいかも』
ヘヨンは泣きそうだった。
『……でも、会えなくなる方がもっとつらいから』
「私、Aにジョングク紹介しない方が良かったかな」
『ヘヨンのせいじゃないよ、私がやめておけばよかっただけのこと。』
ただ、それだけのこと。
・
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月野(プロフ) - ふゆさん» ありがとうございます。ドキドキハラハラ四角関係？みたいなのとはすこし違いますが、楽しんでいただけたら嬉しいです(^_^) (2018年11月17日 12時) (
レス) id: a5e5b03616 (このIDを非表示/違反報告)
ふゆ - テテくんの登場にドキドキです。続き楽しみにしています！ (2018年11月10日 14時) (レス) id: 8d7e35afef (このIDを非表示/違反報告)
月野(プロフ) - 里珠さん» 読んでくださりありがとうございます！続き書くの遅くて申し訳ないです…できるだけ頑張ります〜！ (2018年10月23日 16時) (レス) id: a5e5b03616 (このIDを非表示/違反報告)
月野(プロフ) - もぐらさん» 読んでくださりありがとうございます！映画やドラマだなんて恐れ多いですがとても嬉しいです。また更新頑張ります！ (2018年10月23日 16時) (レス) id: a5e5b03616 (このIDを非表示/違反報告)
月野(プロフ) - (名前)レンさん» いつもコメントありがとうございます！また更新頑張りたいとおもいます(^_^) (2018年10月23日 16時) (レス) id: a5e5b03616 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月野
| 作成日時：2018年3月23日 20時
