あなたは誰と幸せになる？

ep11 ページ26

YG side


「ただいま〜！」



あんなに楽しそうに行ったはずのAが泣きそうな顔で帰ってきた。



無理してテンションあげてるのバレバレだっつーの。



HS「おかえり〜！」


「いっぱい歩いて疲れたからもう寝るね！おやすみ！」




パタンッ





なんでそんな辛そうなんだ…？




JM「ヒョン…」


JN「ユンギ行ってあげて」


YG「はい」



コンコンッ



YG「A？入るぞ？」


「…ユンギオッパ…」



俺はAの隣に座ってそっと抱きしめた。



YG「聞いてやるから話してみろ」


「なんでわかっちゃうかな…」


YG「俺を誰だと思ってんだよ。天才ミン・シュガだぞ。」


「アッパがね…病気なんだって…会える状態じゃないって…居場所が分かったのに…私は何もしてあげられない…」


YG「何も出来ないってことはねぇんじゃねーかな。」



Aは不思議そうな顔をした。



YG「Aが元気だって分かるそれだけで、いいと思うんだ。俺なら。きっとAのアボジもそうなんじゃないかな」


「…そうかな…？」


YG「きっとな」


「そうだといいな…ていうかオッパってさ」


YG「なんだ？」


「私のこと大好きでしょ？」



当たり前だ。



俺は抱きしめる力を少し強くした。

そうしたら、Aは俺の考えてることが分かったのか、照れたように笑った。

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