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「えっと・・
君は、ダンス教室に
練習に来た子で合ってる?」


コクリと頷いた、男の子


「ホソク先生、出張レッスンらしいけど
帰りに・・ここに、寄るとか言ってた?」


思いっきり
首を横に振られ・・

・・うん、やっぱり
帰りの戸締りも、私だったんだね(汗)

はぁ・・まぁ・・
幸い?っていうか・・きっと
まだそんなに上がりきってない位置で

このエレベーター停まってるし
・・落ちて大惨事っていうことは
無さそうだけど・・


「・・当分、出れないかも・・」


チラッと
男の子の方を見ると・・

なぜかすごく
怯えた目を向けてきて・・

エレベーターの角に後ずさりして
・・背負っていた、大きめのリュックから

水のペットボトルを出して
・・それを一気にゴクゴクと飲み干した

あぁ〜
そんな全部飲んじゃって・・

・・大丈夫なのかな・・


JK『・・なんですか』

「え?
何って??」

JK『さっきから、俺をガン見して・・
・・俺になんか付いてますか?』


って言いながら、なぜか
腕をクロスして、しゃがみ込んだ・・


JK『・・はぁ、逃げ場ないし』


うん・・?
え・・まさかとは思うけど

俺、襲われるっ(ブルブル)
・・とかって、思ってる?!

君がウサギで
私が狼的な?!


「なんか勘違いしてるようだけど
・・いくら閉じ込められたからって
君みたいなお子ちゃまをどうにかして
危機的状況下において
子孫残さなきゃ!みたいな本能とか
働かないから、安心して?」

JK『は?もう成人迎えてるし
俺のどこがお子ちゃまなんですか?』


って、可愛いウサギ顔のお子ちゃまが
前歯むきだして、威嚇してきてますけど


「後先全然、考えてないみたいだし
十分お子ちゃまだと思うけど?」


そう言い返すと
ムスッとした顔して
携帯をまた弄りだし

イヤフォンを耳に挿して
音量を上げたんだろう・・

大きな音楽が漏れ聞こえてきてる

あぁ・・はいはい
構うなって事ね?

いいですよ、全然!

私は、もう一度
非常ボタンを押して
様子をみてみるけど・・ダメだった

明日、誰かがここに来て
気付いてくれるまで、出れないのかな・・

最悪じゃん・・

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PinkAster(プロフ) - ろくさん» わぁ〜二度も読んでくださってるんですか!ありがとうございます!!本日は・・水曜日、ということで・・パート3の公開準備をしております^ ^公開したら、良かったら覗いてみてやってくださいm(_ _)m (2018年2月7日 9時) (レス) id: 1241c5db98 (このIDを非表示/違反報告)
ろく(プロフ) - 読むの2度目ですが面白すぎます好きすぎますありがとうございます(´;ω;`) (2018年2月7日 3時) (レス) id: 83db8635db (このIDを非表示/違反報告)
PinkAster(プロフ) - ペコさん» 私の頭を覗いたら、きっと胸焼けするほどお腹いっぱいになると思います(笑)そうですね・・毎日、妄想の世界に入り浸ってます(笑) (2017年11月12日 19時) (レス) id: 1241c5db98 (このIDを非表示/違反報告)
ペコ(プロフ) - 頭の中、覗きに行きたいですよ(*^^*)いやー、きっと飽きないでしょうねぇ(笑)もう現実には戻ってきたくないですよね… (2017年11月11日 21時) (レス) id: d2f2d687fb (このIDを非表示/違反報告)
PinkAster(プロフ) - ペコさん» ありがとうございます!私の頭を直接覗きにきて欲しいです、本当(笑)ホビホビの勘違い・・盛大ですよね(笑)きっとハラハラし続けてることでしょう(笑) (2017年11月11日 20時) (レス) id: 1241c5db98 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:PinkAster | 作成日時:2017年10月11日 18時

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